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IVRyのインフラアーキテクチャ図

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IVRyのインフラアーキテクチャ図

最終更新日 投稿日
IVRyのインフラアーキテクチャ図のアーキテクチャ図

アーキテクチャの工夫ポイント

IVRyのメイン機能はAWS上で構築されており、音声通話部分、設定画面用API、バッチ処理に分かれています。極力マネージドサービスを利用し運用コストを削減しています。
フロントはCloudFrontを利用し、コンテナプラットフォームはECS Fargate、APIのアプリケーションはRuby on Railsで実装、データベースはAurora PostgreSQLを使用した構成です。
通話の量は社会的なイベントによってスパイクすることもあります。そのため、音声通話部分は設定系のAPIとは切り離し、可用性・拡張性の観点からDynamoDBを利用し、設定内容の参照や通話ログの保存を行っています。また、Blue/Greenデプロイによる切り替えを行い、ダウンタイムと機能のロールバックに関するリスクを軽減しています。音声通話の処理内でChatGPT(Azure OpenAI Service)へのリクエストを行うこともあります。
料金計算や、通話後の書き起こしなどは非同期ジョブで処理しています。
インフラ構成はIaC(Terraform)で管理し、CI/CDは主にGitHub Actionsを利用しています。

現在のアーキテクチャの課題と今後の改善予定

通話部分のUXをより向上させるべくobservabilityの向上、ボトルネックの発見/解消に取り組んでいきたいです。関連ログ/イベントなどを集約、モニタリングし、より信頼性の高いサービスを提供していきたいと考えています。また、チームの開発リソースを、価値を生み出し素早く届けるという本質に集中できる状態を維持、向上し続けたいです。

◆執筆:AI Engineer / Engineering Manager 町田 雄一郎 @machida_ivry


【サービス公式サイト】
https://ivry.jp/

アーキテクチャを構成するツール

Datadog

監視・オブザーバビリティ

Datadog

TROCCOⓇ

データ基盤

TROCCOⓇ

Sentry

監視・オブザーバビリティ

Sentry

Amazon CloudFront

CDN

Amazon CloudFront

AWS Lambda

サーバレス

AWS Lambda

Amazon Route 53

インフラ

Amazon Route 53

Amazon S3

サーバレス

Amazon S3

Amazon DynamoDB

データベース

Amazon DynamoDB

会社情報

株式会社IVRy

株式会社IVRy

私たちは、IVR(電話自動応答)を起点として、AI対話システムを開発・運営しています。 目指すのは、AIやソフトウェアを活用し業務を効率化することで人が介在する仕事の価値を最大化し、楽しく・豊かに事業活動を行うことができる世界の実現です。 まずは「IVRy」という電話にAIを組み込んだプロダクトを中心にサービス展開をすすめることで、日本全国・業種や規模問わず、働く全ての人の生産性を劇的に向上させていきます。 そして未来では、企業や個人があらゆる場所や業務でAIを活用できるよう、ハードウェア/ソフトウェアの両面で価値を提供していきたいと考えています。 私たちは「Work is Fun」を掲げ、それを実現しながら事業も組織も非連続に成長し、世界で使われ、世界から期待されるサービスを創り続けることを目指しています。