Voicy における ArgoCD の導入と運用
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レビュー投稿日の情報になります
株式会社Voicy / Kaoru
メンバー / SRE
最終更新日投稿日
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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オープンソース | 11名〜50名 | 2023年2月 | B to C C to C |
利用プラン | オープンソース |
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ツールの利用規模 | 11名〜50名 |
ツールの利用開始時期 | 2023年2月 |
事業形態 | B to C C to C |
アーキテクチャ
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
Voicy では2021年当初、GitOps を提唱していた weaveworks がFluxCD を提供していたこともあり、FluxCD を採用しました。しかし、運用していくうちに以下のような課題が出てきました。
- FluxCD v1 のまま運用(導入当時 v2 が出ていたが、諸事情により v1 を導入)
- fluxctl sync を手動で叩かないと即時反映されない
どのような状態を目指していたか
CI/CD の刷新では、下記の点の改善を目指していました。
- GitOps が現状よりスムーズに行われること
余計な手順の介在しない、スムーズで自動化された GitOps を目指しました - 手動ではなく、自動で即時反映されること
レポジトリの状況が、極力速く行われることを目指しました - GUI でデプロイ状況が把握できること
CD側で反映状況の把握ができることを目指しました
比較検討したサービス
- FluxCD
- ArgoCD
- Spinnaker
- JenkinsX
- Tekton
比較した軸
- デプロイが即時に行われること
- GUI が使用できること
選定理由
- 他社事例で、ArgoCDが多く採用されていたこと
- 細かいデプロイ調整が可能
導入の成果
改善したかった課題はどれくらい解決されたか
- 事前に考えていた課題に関しては、概ね解消
どのような成果が得られたか
- デプロイ速度に関しては、レポジトリにコミットした後、ポーリングされ次第反映されるようになった
- 今までCLIしかなかったが、GUIで確認できるようになった
- カナリアリリースなどもできるようになった
導入時の苦労・悩み
- 検証時に、事前準備などでつまづいた部分が若干あった
- 既存のものをリプレイスなので、サービスは継続しているので、障害を発生させないリプレイスに気を使った
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
導入に際して、以下の点について説明を行いました
- FluxCD のバージョンが古い
- 今まで手動で行っていたものが自動化される
- デプロイ反映の即時化
- GUI でデプロイ状況が視覚的に確認できる
活用方法
- デプロイ後にGUIで反映状況を確認
- 何か問題が発生した場合に、GUIで確認を行う
よく使う機能
- ArgoCD UIの基本機能
- ArgoCD Notification
- ArgoCD CLIの基本機能
- ArgoCD Image Updater
ツールの良い点
- デプロイの反映が速くなった
- GUI で確認できる
ツールの課題点
- カナリアリリースを行うのは若干煩雑
- GUI への反映が遅い時がある
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目次
- アーキテクチャ
- 導入の背景・解決したかった問題
- 活用方法