動画の配信、ストレージ、運用コストを限りなくカットするための再構築

ツール導入前の課題

医師向けの動画配信メディア(Dr.'s Prime Academia)を運営していますが、当時はStreamYardを利用して配信していました。動画のアップロードなどは社内のメンバーが手作業で行っておりスケールしないので自動化を試みましたが、StreamYardにはAPIの提供がないため課題となっていました。

どのような状態を目指していたか

• API連携することで動画のアップロードが自動で出来る状態
• 配信コストが予測可能で予算範囲内に収まっている状態
• ストリーミング配信ができる状態

• Google Cloud Storage & Cloud CDN
• Amazon S3 & Amazon CloudFront
• StreamYard

• 動画配信に伴う一連のオペレーションの自動化

• コスト
• 管理の利便性
• 今後の拡張性

改善したかった課題はどれくらい解決されたか

全て解決されました。 どの組み合わせよりもコストを抑えられ、かつAPIによる操作の自由度も高いため配信メディアの構築もトラブルなく完了できました。

どのような成果が得られたか

MAUの推移や動画の増加量からある程度のコストの予測ができる点は非常によく、また、Cloudflareの無料枠も非常に大きいため大幅にコストを削減できています。

• 配信にかかるコストを予測するのが難しかったこと
• ここにキャッシュが関わってくるとより一層予測が難しいため、コストによる比較検討をする際に苦労しました

ビジネスプランではSLA 100%とはあるが、実際にはアクセス不可となるほどの障害が発生することもあるので、利用者側のSLAの要件に応じて導入可否は慎重に検討されるのが良いと思います https://www.cloudflare.com/ja-jp/business-sla

今後ユーザーが増えて、コストが増えることも予想されるが、キャッシュを使いこなすことができればコストは落とせるので、事前にキャッシュに乗せる機構などを取り入れていきたい