APMツールとしてDatadogを選定した理由

ツールの導入/検討時は会社としてまだ黎明期であり、専任のインフラエンジニア/SRE担当がいませんでした。

しかし自社サービスの利用者も増加しており、サービスのパフォーマンスの監視/分析ができるようなApplication Performance Management(APM)のツールを導入したいという悩みを抱えていました。

そのため、専門的な知見を有する者(専任のインフラエンジニア/SRE担当)がいなくとも、導入が容易なツールを選定したいという背景がありました。

• New Relic
• Mackerel
• Nagios
• Zabbix

• 導入検証の容易さ
  • トライアルの有無、加えてトライアル期間の長さ
  • 導入までに必要な操作(アクション)の容易さ

• トライアル期間で実際に導入検証を行い、比較したサービスの中で最も導入が容易だった
• 料金体系が監視対象のサービス単位で課金され、ツールが利用できるDatadogアカウント数は影響を受けない
  • 料金面を考慮せずにDatadogアカウントを作成することができ、社内への展開が容易だった

ツールの導入までは監視/分析するための手段がなかった領域を、確認できるような環境を構築することができました。

結果として、今では以下のような項目を監視/分析することができるようになっています。

• 各タスクのCPU、メモリ等のパフォーマンス
• データベースのパフォーマンス/負荷状況
• ログ監視
• Webサービスの死活監視
• Webサービス画面のパフォーマンス
• UX監視
• インフラ費用

導入検討の最初の1歩目として、無料トライアルを試してみることは非常に有用な選択肢です。

ただし、提供されている機能群が膨大にありますので、最初から抱えている全ての悩みを解決できる最善な構築を目指すことは非常に大変です。

解決したい/検証したい悩みを絞り、少しずつ最適な構築を目指すような意識で選定をすると良いと思います。