ourly株式会社でのDevin活用事例

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ourly株式会社 / KosukeAizawa

CTO・VPoE / CTO / 従業員規模: 11名〜50名 / エンジニア組織: 11名〜50名

最終更新日2025/05/28投稿日2025/05/28

利用プラン	ツールの利用規模	ツールの利用開始時期	事業形態
Teamプラン	10名以下	2025年2月	B to B

利用プラン	Teamプラン
ツールの利用規模	10名以下
ツールの利用開始時期	2025年2月
事業形態	B to B

導入の背景・解決したかった問題

導入背景

ツール導入前の課題

Four Keysを中心とした開発生産性の向上(アウトプットを出すまでのスピード)の改善はできてきたが、アウトプット量を増やすための施策が人員調達のみ
エンジニア採用難の時代で、一人一人の生産性を上げることを求められるようになった

どのような状態を目指していたか

ChatGPTやGitHub Copilotは活用していたが、あくまで人間がドライバーとなり、AIは補佐役程度だったのでAIにドライバー役ができている状態を目指していた
小粒タスクを AI に任せて開発速度を高め、⼈間のエンジニアはより付加価値の高い作業に集中できる体制を作りたかった

比較検討したサービス

特になし（ChatGPTやGitHub Copilotは既に使っており、他に使えるものはないかという観点で探していたため）

選定理由

Ubie社やログラス社のテックブログで活用事例が公開されており、それにより活用イメージが湧いた
- Devin AIにテストを丸ごと書かせてCIがパスするまで作業してもらう方法
- 月500ドルから始まる“AIチームメイト”との開発生活〜Devinとの理想の開発プロセスを求めて〜

導入の成果

改善したかった課題はどれくらい解決されたか

小粒タスクに費やす時間・コストを大幅に削減し、「コーヒーを淹れて戻った頃に PR が上がる」レベルでスループットが向上

どのような成果が得られたか

開発チーム全体の速度と安心感が向上し、緊急時でもモバイルから AI に修正を任せて対応できる運用体制を確立
チーム全体PRの作成数が1.5倍になった

導入時の苦労・悩み

購入したリソース(以降ACU)を無駄に消費しないよう、最初のオンボーディングとタスク分解フローを整える必要があった
- ただ事前にある程度情報収集していたので、いい意味で期待しすぎず、細やかなフォローをする前提で使い始めたのでそこまでギャップはなかった

導入に向けた社内への説明

上長・チームへの説明

結論、以下理由から特に説得のような説明は不要だった
- 代表からは、月10万くらいでエンジニアの生産性が上がるなら安いと言われていた
- 生成AIを使いこなさないと企業としての競争優位性が損なわれるという健全な危機感があり、新サービスは積極的に試すというミッションを持っていた

活用方法

毎日、新しい実装や調査を始める際に、まずはDevinに頼めないかを考えてから手をつける
- 頼めそうならSlackでDevinに依頼
- 全ては頼めなくても、タスクの一部を任せることはできなかったのかなどを夕会などで振り返り

よく使う機能

Devin Session（いわゆるコーディングエージェントの機能）
- Knowledge
- Playbook
Devin Search(β版)
Devin Wiki(β版)

ツールの良い点

コストパフォーマンスが高い
学習コストが低い
24h 稼働可能
ドキュメント・調査能力が高い

ツールの課題点

Team プラン上限 2,500 ACU のため大量試行で枯渇リスクがある
あいまいな指示だと不要な ACU を消費する

ツールを検討されている方へ

最初は依頼内容を丁寧に説明し、タスク分解→実装方針確認→実行のフローを挟むと無駄 ACU を抑えられる
組織規模が大きい場合は CTO／マネージャー／テックリード層から順に展開すると良い
詳しくは以下記事を参照してみてください
- 今からでも遅くない！まだDevinと遊んでいない技術意思決定者へ

今後の展望

Devinともっともっと友達になる！！！！

ourly株式会社 / KosukeAizawa

CTO・VPoE / CTO / 従業員規模: 11名〜50名 / エンジニア組織: 11名〜50名

1992年東京生まれ、埼玉育ち。京都大学卒業後、同学の大学院に進学。その後、大学院を中退し、株式会社PLAN-Bに新卒入社。株式会社PLAN-Bではバックエンドのエンジニアとして、自社サービスの開発、SESとして常駐業務に従事。2020年に前職を退職し、ourly株式会社の親会社である株式会社ビットエーに入社。ourlyの立ち上げに携わり、現在は執行役員CTOとして活躍中。