探索的でスピーディなソフトウェア開発に特化したプロジェクト管理ツール
レビュー投稿日の情報になります
Sotas株式会社 / hiraiva
CTO・VPoE / VPoE / 従業員規模: 11名〜50名 / エンジニア組織: 10名以下
最終更新日投稿日
利用プラン | 利用機能 | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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Standard | だいたい全部 | 10名以下 | 2023年11月 | B to B |
利用プラン | Standard |
---|---|
利用機能 | だいたい全部 |
ツールの利用規模 | 10名以下 |
ツールの利用開始時期 | 2023年11月 |
事業形態 | B to B |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
- ユーザーストーリー単位での管理をしていたが、古いストーリーが山積し、管理しきれなくなっていた
- notionでタスクの管理をしており、専門のツールに比べて機能不足を感じていた
どのような状態を目指していたか
- シンプルで必要十分な機能で、どんなニーズやタスクがあるのか簡潔に把握し管理し続けられる状態
- 各担当者が自身の作業をきちんと把握・管理できる
- マネジメント層が俯瞰して各チームやプロジェクトの状況を把握・管理できる
選定理由
- Linear社自身が Linear を使って Linear の開発を進めており、そのノウハウが詰まっていること
- そのノウハウを凝縮した Linear Method の存在
- 布教のために 私家訳しました
- 動作が非常に軽快
- React + Service Worker をフル活用した作りになっており、SaaSのフロントエンドとしても参考になる
導入の成果
古いユーザーストーリーが積み上がっていくことはほぼなくなった
- Linear移行時に古いユーザーストーリーを一掃した
- Linearに移行してからも、issue管理がいい感じにできるので古いものが積み上がっていくことが少なくなった
- Project単位での管理
- ステータス等の一括変更
- 柔軟な検索
- sub-issueによる階層化
Initiative(旧Roadmap)機能によって、チーム全体を俯瞰して見られるようになった
- issueをまとめたProjectを並べることでロードマップができる
- パワポやスプレッドシートに比べて、Roadmapの管理と普段のProject管理がシームレス
- 四半期に1回の見直しもLinear上で行える
Linear Method を参考にすることで、開発の方向性に指針のようなものができた
- Linear Method にはアジリティのあるプロダクト開発のエッセンスが書かれている
- issueはできるだけ担当者自身が書く
- issueにユーザーストーリーは書かない、具体的にやることを簡潔に書く
- 素早くリリースし続ける、Change logsを書くことでそれが推進される etc..
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
- 山積した古いストーリーを棚卸しする際に、トライとして無料版のLinear上に再整理することを行った
- その結果を元に一部のチームで試用をはじめた
- 徐々に利用するチームが広がっていき、管理するタスクの数が無料版のリミットを超えたので有料版にシフトし正式採用となった
活用方法
よく使う機能
ほとんど全部、というか無駄な機能があまりない
- Initiative(旧Roadmap)
- Projects
- Cycles
- Issues
- Views
ツールの良い点
- シンプルで必要十分な機能
- github連携やissueの一括変更など痒いところに手が届く機能がある
- 動作が非常に軽快
- 機能更新が活発
- Jira や Asana からのマイグレーションもサポート
ツールの課題点
- UIが日本語対応していない
- 機能更新が活発でいつの間にか変わっていることもある
ツールを検討されている方へ
- スタートアップでの探索的でスピーディな開発には非常にマッチしているプロジェクト管理ツールだと思います。
- 特に動作の軽快さは群を抜いていて、動作もっさりなツールに疲れた方には非常におすすめです。
- 我流で使っても機能は十分あるので問題ないのですが、 Linear Method(私家訳) をある程度理解して使うようにすると、きっと開発速度だけでなく、ユーザーへの価値提供スピードが上がると信じています。
今後の展望
- より大規模なチーム・複数チームでの利用
- Linear Ask を使ったカスタマーサクセスとの連携
Sotas株式会社 / hiraiva
CTO・VPoE / VPoE / 従業員規模: 11名〜50名 / エンジニア組織: 10名以下
独立系開発会社にて多種多様な開発を経験した後、アドテク系開発会社の立ち上げに参画、代表取締役としてDSP等の開発を主導。その後インターネット広告代理店のオプトに在籍し、CTOとしてエンジニア組織「Opt Technologies」を運営し、その後執行役員も兼任。その後はCADDi株式会社にて成長期のスタートアップを経験した後、さらなるチャレンジを求めてSotasへVPoEとして参画。2024年4月執行役員就任。
Sotas株式会社 / hiraiva
CTO・VPoE / VPoE / 従業員規模: 11名〜50名 / エンジニア組織: 10名以下
独立系開発会社にて多種多様な開発を経験し...
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目次
- 導入の背景・解決したかった問題
- 活用方法