データ基盤の立ち上げのスモールスタートにおすすめ
株式会社マイベスト / miraoto
CTO・VPoE / CTO / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
---|---|---|---|
Standardプラン | 11名〜50名 | 2020年9月 | B to C |
利用プラン | Standardプラン |
---|---|
ツールの利用規模 | 11名〜50名 |
ツールの利用開始時期 | 2020年9月 |
事業形態 | B to C |
アーキテクチャ
アーキテクチャの意図・工夫
データソースの所在と状態が把握しやすいように、データ抽出処理・リバースETLはTROCCOに集約しています。 直近だと、データマートの活用が社内でも増えてきているため、データマートの作成方針やSQLのレビューのためにDataformとTROCCOを併用して運用しています。
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
- 取得したいデータが一元管理できておらず、データ量・種別の増加も相まって分析データの準備に時間がかかる
- データ定義ができていない状態でデータを扱うメンバーが増えたこともあり、データ抽出の基準が属人的になっていた
- データの取り出し方に柔軟性がない形で作成していたため、探索型の分析要件に対して柔軟に対応できない
どのような状態を目指していたか
- データソースの所在と状態が把握しやすいように管理できること
- データ準備のためのハードルをできるだけ下げるために、非エンジニア(SQLは書ける程度のスキル感を想定)でもデータマートの作成ができるようにすること
- データマートの運用が煩雑にならないような仕組みを事前に用意しておくこと
比較検討したサービス
- Reckoner
- Stich
- Fivetran
比較した軸
- 非エンジニアであっても運用できること
- 導入・運用コスト
- サポート体制
選定理由
比較軸を満たしたうえで、日本語でのサポートが手厚かったことや当時対応していなかったコネクタの開発を柔軟に行っていただいたこともあり導入を決めました。
導入の成果
分析に活用するデータソースのデータ転送をTROCCOだけで管理できるようになったことで、所在と状態を把握できるようになりました。
また、データ分析のための一連のフローを集約できたことで、データ分析のための準備のリードタイムが大幅に短縮されています。
データ分析基盤を用いたデータ活用事例も徐々に増えてきており、プロダクト改善に留まらず社内の検証オペレーションの改善にも活用されつつあります。
導入時の苦労・悩み
決め手にもありますが、適宜サポートいただいたことで苦労したことはなかったと思います。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
コスト面に関して、導入初期は限定的な利用から開始したこともあり経営陣への説明・承認は不要でした。
関係メンバーに関しては、ツールの導入ありきで話を進めずに、課題や分析ユースケースをヒアリングしつつ運用上無理のない形で部分的に導入を推進しました。
活用方法
よく使う機能
- データ転送機能:各種データソースからのデータ抽出に利用しています
- データマート機能:データウェアハウスまたはデータマートの作成を設定しています
- ワークフロー機能:データ抽出・加工の一連のフローは上記の機能のスケジュール設定を使わずにワークフローで設定しています
ツールの良い点
- GUIで各種設定が簡潔するため、直感的でわかりやすく学習コストが低い
- 日本語でのサポートが手厚く、自社にデータエンジニアが不在でも困ることなく分析基盤を運用ができる
- 通知などが絡む業務フローに関しても、ワークフロー連携を用いて簡単に実現することができる
ツールの課題点
- データマート(SQL)の管理をコードでできないので、データマートが増えてくると運用負荷が高くなってしまう
- 複数のデータマートや転送設定に影響のあるような修正作業が1つ1つの設定画面で対応する必要があるためヒューマンエラーが起きやすい
ツールを検討されている方へ
GUIによる直感的なデータ転送・変換処理を提供し、機能もシンプルなTROCCOは、一般的なデータ分析のユースケースであればこれだけで十分に対応できます。日本語でのサポートも用意されているため、専任のデータエンジニアが不在な状況で、データ分析基盤の構築を検討している場合にはおすすめです。
株式会社マイベスト / miraoto
CTO・VPoE / CTO / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
よく見られているレビュー
株式会社マイベスト / miraoto
CTO・VPoE / CTO / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
レビューしているツール
目次
- アーキテクチャ
- 導入の背景・解決したかった問題
- 活用方法