Wiz Cloudで始めるセキュリティ民主化の第一歩
Booost株式会社 / k-mitsuhashi
メンバー / SRE / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
| 利用機能 | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
|---|---|---|---|
Wiz Cloud | 11名〜50名 | 2025年4月 | B to B |
| 利用機能 | Wiz Cloud |
|---|---|
| ツールの利用規模 | 11名〜50名 |
| ツールの利用開始時期 | 2025年4月 |
| 事業形態 | B to B |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
脆弱性情報の可視化が十分とは言えない状況でした。またリソース(人員)も少ないため脆弱性対応を行なっていくこと自体も難しい状況でした。
どのような状態を目指していたか
プロダクトに含まれるあらゆる脆弱性情報を可視化し、トリアージしていくことが可能な状態を目指しました。また対応を属人化させずに開発の早い段階でセキュリティ対策をしっかりしていける(セキュリティの民主化とシフトレフトを進められる)ことを目指しました。
比較検討したサービス
- Snyk
- Shisho Cloud
比較した軸
- いかに効率よく脆弱性対応を実施していけるか (運用イメージが持てるか)
- どの領域をカバーしているか
- セキュリティの民主化を進めていくのに適した課金体系となっているか
選定理由
- あらゆるレイヤーの脆弱性情報を可視化し、攻撃可能性を考慮した上で自動でリスク判定(Wiz Issue)と対応策の提示を行なってくれる点 (大きな工数をかけずに本当に必要な対応ができるという点で運用イメージがわきました。)
- ユーザ数ベースでの課金ではない点
導入の成果
- あらゆるレイヤーの脆弱性情報が可視化され、チーム内で週次で検出項目を観測する会が開かれるようになりました。その中で優先度の高いものからアサインを行い、スピーディに是正対応が行われるようになりました。
- 直近入社したセキュリティエンジニアのメンバーがWizの検出した脆弱性情報を各チームに展開し、対応状況のトラッキングを行っています。Wiz上で対応状況が一目瞭然であり、目に見える形で脆弱性が減少しています。
- プロダクトのメンバーも担当システムの脆弱性情報が見れるようになったため、セキュリティ意識も向上したように感じます。
導入時の苦労・悩み
金額が大きいため費用対効果を説明するのに苦労しました。社内調整なども大変でした。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
専門のセキュリティエンジニアを雇うのと同等、またはそれ以上の効果があることを示しました。 またトライアル期間で実際にセキュリティエンジニア不在かつ短期間で脆弱性対応を行うことができたため、その実績を示しました。
活用方法
よく使う機能
- Wiz Issue & セキュリティグラフ
- 統合的なセキュリティリスクを把握し、アプローチ方法の検討や是正対応を実施するのに利用しています。
- 脆弱性検出情報
- OS内の脆弱性情報の検出やCSPMの機能もあるため定期的に確認しています。
- ダッシュボード
- UIがモダンで時系列での対応状況の推移も確認できるため見ていてワクワクします。
ツールの良い点
- クラウドプロバイダー側での権限設定のみで簡単に導入できる点
- エージェントレスにも関わらずOS内部の脆弱性情報やDBに含まれる機密情報を検出できる点
- セキュリティグラフによりセキュリティリスクに対し複数のアプローチが取れる点
- Wiz Issueによるリスクの自動判定により優先して対応すべき事項がすぐに把握できる点
- UIがモダン
ツールの課題点
- 決して目に優しい価格ではない点
- 日本語翻訳が怪しい部分がある点
ツールを検討されている方へ
上長を巻き込みながらトライアル利用からはじめてみることをオススメします。少し触っただけでこれは投資価値があると感じていただけると思います。導入検討時のWiz社の支援も手厚いです。
今後の展望
まずはWiz Cloudを導入したことで新たに発見された脆弱性の対応を行なっていく予定です。その上で徐々にプロダクトメンバーにオーナーシップを持っていただきながらセキュリティ対応を実施できる体制、運用を整備していきます。上記が運用に乗りはじめたところでWiz CodeやWiz Defendの導入も検討していきたいと考えています。
Wiz Cloud自体にもまだまだ使いこなせていない機能があるため、それらも使い倒していく所存です。
Booost株式会社 / k-mitsuhashi
メンバー / SRE / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
Booost株式会社 / k-mitsuhashi
メンバー / SRE / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名

