ドクターメイトのデータアーキテクチャ
アーキテクチャの工夫ポイント
ドクターメイト株式会社はデジタルの力を活用することで、介護の現場から医療に関わるリスクや負担を軽減し、介護事業者が安心して日々のケアに集中できる体制づくりをサポートしています。今回は、「日中医療相談」「夜間オンコール代行」「医療教育支援」などのプロダクトにとどまらずドクターメイトの全社事業も支えるデータ基盤についてご説明します。
ドクターメイトのデータ基盤はデータ活用に注力するためにできるだけ基盤自体の保守・運用コストを下げた構成にすることを意識しています。
具体的には全体インフラをGoogle Cloud・BigQueryに統一しています。一般的な3層(Lake・Warehouse・Mart)+SandBoxの構成を採用しています。Warehouse・MartのみDataformで管理するようにしてSandBoxで活用イメージが定まったクエリを順次Dataform管理にしていく運用を可能にするなど保守性と利便性の両立を図っています。
また権限管理についてはGoogleグループを活用するなど社内インフラに沿った自然な運用ができるようにする工夫もしています。
TROCCO導入背景や成果に関しては、レビューで詳しく記載しておりますので、ぜひ下記ページもご参考ください。
TROCCOレビュー:これで全社データ集約を実現できました。お手軽で運用コストをかけないETLのファーストチョイスに!まずはFreeプランで試してみよう!
現在の課題と今後の改善予定
データ基盤自体についてはようやく社内データのSSOTとなり得る仕組みを整えられた状態だと思っています。
一方でプロダクトやCS向けのKPIの可視化やSalesforceとkintoneのデータ連携など活用事例は増えてきているものの全社規模で考えるとまだまだ活用については伸び代があり課題に感じています。
データ基盤の仕組みが整ったことも後押しの1つとなり社内でBizOpsグループという部門が立ち上がり事業グロースに向けた分析・活用を進めるプロジェクトも立ち上がったので、まずは社内での活用を促進するとともに活用に対してハードルとなるデータ基盤のアーキテクチャ上の問題を発見・改善していくサイクルを回していきたいと考えています。
◆執筆:エンジニア・BizOpsグループ グロースユニット 二瓶 良 @nihemak
【サービス公式サイト】
https://doctormate.co.jp/
アーキテクチャを構成するツール
会社情報
ドクターメイト株式会社
従業員規模 101名〜300名
エンジニア組織規模 11名〜50名
ドクターメイト株式会社はデジタルの力を活用することで、介護の現場から医療に関わるリスクや負担を軽減し、介護事業者が安心して日々のケアに集中できる体制づくりをサポートしています。