一休.comレストランのシステムアーキテクチャ
最終更新日 投稿日
アーキテクチャの工夫ポイント
アーキテクチャ選択の背景や意図
運用コストを下げるため、およそ7年前にデータセンターからクラウドにすべてのサービスを移行しました。以後、AWSを中心に、クラウドのみを利用しています。
コンピューティングリソースは、クラウド移行当初は、AWS ElasticBeanstalkを利用していましたが、今は、AWS EKSを利用して、コンテナのメリットを最大限享受できるようにしています。
簡易にコンテナのワークロードを扱えるようにするため、現在は、Google Cloud Run/Cloud Run Jobsも利用しています。
また、fastlyをリバースプロキシ兼CDNとして利用することで、トラフィックのコントロールや各種アクセス制御を行っています。
現在のアーキテクチャの課題と今後の改善予定
データベースが、クラウドが提供するマネージドDBではなく、EC2インスタンス上にマニュアルで構築したSQL Severクラスタになっています。
これによって、Windowsクラスタに関する細かな知識を持ち続ける必要があります。
今後は、マネージドなDBサービスへの移行を検討しています。また、レガシーなWindows系のバッチ処理など、いくつかコンテナ化できていないワークロードがあります。これらを、コンテナ化して可搬性/リソースの効率性を確保したいと思っています。
◆執筆:黒田 翔太 CTO室プラットフォームチーム
【サービス公式サイト】
https://restaurant.ikyu.com/
アーキテクチャを構成するツール
会社情報
株式会社一休
株式会社一休は、一休.com、一休.comレストラン、Yahoo!トラベルを軸に計9事業を展開しております。「心に贅沢を」というコンセプトのもとサービスを作りこみ、独自の強みである「高級」や「上質」に特化した"尖ったマーケティング戦略"で成長し続けています。