Claude Codeを導入するまで・今後の展望をレビューでご紹介
.png)
株式会社トラストバンク / 幸松 喜郎
シニアマネージャー / SRE / 従業員規模: 101名〜300名
| 利用プラン | 利用機能 | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
|---|---|---|---|---|
Enterprise(Premium) | Claude Code | 11名〜50名 | 2025年11月 | B to B B to C |
| 利用プラン | Enterprise(Premium) |
|---|---|
| 利用機能 | Claude Code |
| ツールの利用規模 | 11名〜50名 |
| ツールの利用開始時期 | 2025年11月 |
| 事業形態 | B to B B to C |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
以前より一部のエンジニアが GitHub Copilot や Claude などのAIツールを個人レベルで活用していました。 しかし、その利用効果は個人に限られており、組織全体としてAIのポテンシャルを最大限に引き出せているとは言えない状況でした。
どのような状態を目指していたか
まずは開発部で、AIを利用した開発や運用自動化を開始している状態に持っていきたいと考えました。 AIを利用した効果として開発生産性や品質の向上などを期待したいところですが、AIの利用が始まらないことには効果が確認できなかったためです。
比較検討したサービス
- Claude Code(採用)
- Devin
- Cursor
- Gemini CLI
比較した軸
- リファレンスの充実度、利用事例などドキュメントが豊富にある
- 開発の活発さ(機能追加の速さ、投資額など)
- セキュリティとコンプライアンス(オプトインとオプトアウトのデフォルト設定など)
- 管理機能・運用観点
- コスト・契約条件
選定理由
最終的に決め手となったのは、ドキュメントが豊富にあること、またファインディさんやクラスメソッドさんがClaude Codeの勉強会を実施していたことで、具体的な運用イメージが湧いたことが大きいです。
弊社ではまずAIを使って実際に何ができるのか、AI開発合宿を開催しました。
合宿参加者がどのAIツールを利用したいか決めて、AIを利用して開発することになっていましたが、その時点でClaude Codeの利用が最も多く、知見も集まりやすかったというのもあります。
合宿後も業務の中で検証として使い続け、さらに冒頭で書いた通り、他社さんの事例もあり、Claude Codeをまずは使い続けてみようとなりました。
導入の成果
改善したかった課題はどれくらい解決されたか
- この記事を書いている時点では、開発部で幅広くClaude Codeを利用し始めて1か月程度で、今後、開発生産性や品質が向上するかなどを確認します。
- AI利用率は上がってきているものの、まだ決して高い利用率ではありませんので、まずはここを上げたいと考えています。
どのような成果が得られたか
上記の通り、これから成果を確認していくことになるとは思いますが、下記のような成果を確認しています。
- Claude Codeを利用した運用自動化(SREでのAWSコスト分析、問い合わせ内容の分析など)
- プロジェクトにおける開発スピードの向上
- システム不具合発覚時の原因調査のスピード向上
導入時の苦労・悩み
現在も決してAI利用率が高いわけではありませんが、どう開発部の中でAIを利用してもらうか、広げていくかが最も苦労した点です。 「自分でやった方が早そう」など、抵抗感はあったのかと思います。 この利用率が上がらないと、その先のAIを利用した開発生産性や品質の向上の世界観も見えてこないため、正式にClaude Codeを導入する際に解消する必要がありました。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
実際にAIを利用することで、どのくらいの効果が出るのかを検証するためのAI開発合宿は2回実施し、たとえば、下記のような内容をまとめました。
主な知見
- AIとエンジニアの関係性: AIは優秀だがエンジニアの品質チェックは必要で、そのためのスキルも必要
- プロンプトの重要性: AIへの指示内容の具体性が結果の質が大きく左右
成果
- 時間とコストの効果: AI利用によりどのくらいの時間短縮ができた、もしくは見込めるか(合宿の中で普段の運用業務を自動化、開発案件でAIを使って実装)
これらの内容を今後の課題と展望と合わせて、上長へ説明しました。
一般的な課題としてありそうなのが、AIは使ってみないと効果が分からず、社内での PoC(概念実証)や導入費用対効果の説明に苦労しそうなことです。
弊社では、COOをはじめとする経営層が生成AIの価値を早期から理解しており、AIの活用を前提とした方針を明確にしていました。 これにより、「AIが本当に必要か」という議論ではなく、「どうすれば安全かつ効果的にAIを使えるか」といった議論に最初から集中することができましたので、この点はAI導入する際の障壁は大きく下がったと思います。(参考)
活用方法
プロジェクトの開発や障害調査などで、日々利用するようになっています。
よく使う機能
- CLAUDE.mdやsettings.jsonでプロジェクト固有の設定や動作制御
- カスタムスラッシュコマンド(Agent Skillsやsubagentsは今後の運用で作成・利用予定)
- コンテキスト管理
- MCP
ツールの良い点
- ドキュメントが豊富
- 機能追加(進化)が早い
- AWS Marketplace経由でClaude Codeを導入している場合、AWSとSSO連携可能
ツールの課題点
- ツールそのものではないですが、世界中からの問い合わせが多いようで、問い合わせても回答まで時間がかかる点(日本法人も立ち上がったので今後に期待)
ツールを検討されている方へ
組織でAIツールを利用する上で、運用整備(セキュリティ、設定ファイルの管理など)は不可欠ですが、Claude Codeはドキュメントが豊富で、ネット上の記事でも参考になる知見が多く、まずはそれらをベースに運用が開始できると思います。 また、ブラッシュアップしながら、会社に合わせた運用に育てられるかと思います。
今後の展望
- 利用状況と効果のモニタリング
- 「どのチームが」「どの開発フェーズで」AIを利用し、それが「開発工数」や「コード品質」にどのような影響を与えているかなどを定量的に計測していきたいと考えています。
- 運用ルールの適宜見直し
- モニタリングで得られたデータや、現場からのフィードバックに基づき、Claude Codeのガードレール設定など、常に最新の状態にアップデートしていきます。
.png)
株式会社トラストバンク / 幸松 喜郎
シニアマネージャー / SRE / 従業員規模: 101名〜300名
よく見られているレビュー
.png)
株式会社トラストバンク / 幸松 喜郎
シニアマネージャー / SRE / 従業員規模: 101名〜300名



