【投票キャンペーン対象】変化の波を乗りこなす、しなやかなGENDAのデータ基盤
アーキテクチャの工夫ポイント
アーキテクチャ選択の背景や意図
弊社では、エンタメ領域のM&Aにより事業が拡大し続けています。
それに伴って扱うデータの種類や量が急速に増加しています。
また、グループインした各企業が有する企業のデータ基盤を統合する機会も増えているため、迅速かつ柔軟なデータ連携を可能とする仕組みが求められていました。
そこで、Databricks、Snowflake、BigQueryという複数のデータウェアハウスを柔軟に組み合わせることで、各種データソースや既存基盤からの取り込みルートを多重化し、変化への迅速な対応力を高めています。
これにより、M&A後のデータ統合や新たな分析ニーズに対してもスピーディに対応でき、ビジネスの変化に柔軟に適応し続けることが可能となりました。
また、将来的なAI活用などを見据えて、高度なデータ分析やモデル開発をスムーズに行える環境づくりにも注力しています。
こうした柔軟性と拡張性を意識したアーキテクチャを採用し、変化への対応力を強化しています。
現在の課題と今後の改善予定
現在の課題として、複数のデータウェアハウスやツールを柔軟に活用している一方で、それぞれの役割が曖昧になり、管理や運用の負荷が増えていることが挙げられます。
また、利用しているツールやサービスが増えるにつれて、権限設計やガバナンス管理も複雑化し、コントロールが難しくなっている状況です。
これらの課題を解決するために、ツールを単純に削減するのではなく、すべてのツールを継続利用しながらも、それぞれの明確な役割を再定義し整理することで、重複や無駄を取り除いていきます。
そのうえで、基盤全体の管理負荷を軽減し、効率的かつシンプルな運用を目指します。
さらに、ガバナンスやアクセス管理の統一・標準化を図り、組織としての統制を強化すると同時に、AIなどの新技術への柔軟な対応も意識し、変化に強い持続可能なデータ基盤への進化を進めていきます。
◆執筆:松村聡士
Youtrust:https://youtrust.jp/users/ae23854973f53e4feb5ba82d534731b8
アーキテクチャを構成するツール
会社情報

株式会社GENDA
従業員規模 5,001名以上
エンジニア組織規模 51名〜100名
「世界中の人々の人生をより楽しく」をAspirationを掲げるエンターテイメント企業。「GiGO」ブランドでのアミューズメント施設の全国展開ほか、カラオケ、キャラクターMD、フード&ビバレッジ、コンテンツ&プロモーションなどの事業を展開。