hacomonoにおけるコスト効率の高いマルチテナントアーキテクチャ
アーキテクチャの工夫ポイント
hacomonoのインフラはAmazon ECS上で稼働しており、マルチテナントアーキテクチャを採用しています。
複数のテナントが単一のECSクラスタを共有する一方で、DB負荷分散のため、テナントグループ単位でAuroraクラスタを分離しています。
本アーキテクチャの特徴はProxySQLを活用した動的ルーティング機構です。
APIタスクではサイドカーパターンでProxySQLとProxySQL-Cronコンテナを配置し、APIコンテナはProxySQLを経由してDBアクセスすることで、テナントに応じた適切なクラスタへ自動的にルーティングされます。
ProxySQL-Cronは、コントロールプレーンアカウントのS3に保管されたテナント情報(JSONL形式)を定期的に取得し、ルーティング設定をリアルタイムに更新します。
この新アーキテクチャへの移行により、コスト削減とリソース効率の大幅な向上を試みています。
アーキテクチャConference2025では、どのような戦略のもとで過去のアーキテクチャからこの構成に至ったかをお話ししますのでぜひお越しください。
◆執筆:居石 峻寛
アーキテクチャを構成するツール
会社情報

株式会社hacomono
従業員規模 101名〜300名
エンジニア組織規模 51名〜100名
hacomono は、フィットネスクラブをはじめとするウェルネス産業向けのバーティカル SaaS です。店舗の入会・予約・決済・会員管理をデジタル化することで、働く人や運動する人の店舗体験をスマートに変えてきました。現在 7,000 店舗に導入、前年比 2 倍以上で増えています。
株式会社hacomonoの利用ツールレビュー
パフォーマンス/負荷テスト

OSS に切り出した汎用ロジックのパフォーマンス改善/劣化防止に利用
株式会社hacomono / mewton
テックリード / テックリード / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 51名〜100名
DWH

株式会社hacomonoのBigQuery導入事例
株式会社hacomono / i9wa4
メンバー / データエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 51名〜100名
Web/UI自動化テスト

E2E テスト / リグレッションテスト目的で導入した playwright
株式会社hacomono / mewton
テックリード / テックリード / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 51名〜100名