Devinを活用したデータパイプライン構築の自動化事例
dely株式会社 / harry
テックリード / データエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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Team | 51名〜100名 | 2025年2月 | B to B B to C |
利用プラン | Team |
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ツールの利用規模 | 51名〜100名 |
ツールの利用開始時期 | 2025年2月 |
事業形態 | B to B B to C |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
データチームへの対応依頼が多すぎるため、本業に集中できていない状況が常態化していました。 特にRDSのテーブルをデータ基盤に連携してほしいという依頼が多いが、必要なデータパイプラインの構築をモジュール化しても使えるようになるまでに半日以上の工数を費やしているため、依頼者にとってもリードタイムも長く、不健康な状態になりやすくなっていました。
どのような状態を目指していた
これまで実施していた手動のOpsをDevinに依頼をしてもらうことで、本来集中すべきことに向き合える状態を目指していました。
比較検討したサービス
導入当時の比較はありません。
選定理由
2ヶ月間のPoC期間で全社的にかなり活用ができることが実証できたため、それらの成果が決め手になりました。
導入の成果
改善したかった課題はどれくらい解決されたか
依頼の向き先がデータエンジニアからDevinになったことと、データエンジニアは既存のデータパイプラインのモジュールを利用しているPRをチェックするだけになったので、対応工数がほぼかからなくなりました。
どのような成果が得られたか
メンバーが必要なタイミングで自律的にデータパイプラインの構築をDevinにお願いするだけでよくなったので、より必要なタイミング、早いタイミングでデータを提供できるようようになりました。
また、Playbookに必要な対応はすべて明記されていることや、複数のリポジトリも横断的に操作することができるため、Slackに必要なテーブル名の連携をお願いというだけでデータパイプラインの構築が完全自動化されている体験はこれまでではなし得ない成果でした。
詳しくは、以下のブログにまとめております。 https://zenn.dev/dely_jp/articles/ai-dataops-devin-playbook-automation
導入時の苦労・悩み
特にありません。むしろ使いたいメンバーに対してACUが足りなくなるくらいにはかなり利用が闊達であった認識です。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
特にありません。PoCを実施してかなり有用だと確認をしてから本格利用となっているため特に満たさなければいけない条件などがあったわけではありません。
活用方法
よく使う機能
Playbook Slack Integration
ツールの良い点
- Slackから誰でも使える
- Playbookなどの型を作れる
- 複数のリポジトリを横断して対応ができる
ツールの課題点
- 完全自立型なので、正しく進めているのかなどの検査やその前の計画などを明確にしておかないとAIの出来不出来で思いも寄らない対応をしてしまうことや、逆に工数がかかりすぎてしまうことがある
ツールを検討されている方へ
ある程度人間のOpsが自動化されているものや、共通化されているようなOpsはかなりDevinとの相性が良いと思っています
dely株式会社 / harry
テックリード / データエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
筑波大学大学院修了後、2011年にマーケティングリサーチ企業に新卒入社。小売データの分析基盤構築等に従事。2021年8月にdely株式会社に入社し主にクラシルデータ基盤の新規構築を担当。これまでパーソナライズレコメンド関連のチームにてデータエンジニアとして活動。
よく見られているレビュー
dely株式会社 / harry
テックリード / データエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
筑波大学大学院修了後、2011年にマーケ...