営業AIエージェント「アポドリ」におけるDify利用例
株式会社Algomatic / wakamenori
メンバー / フルスタックエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名
ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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11名〜50名 | 2024年8月 | B to B |
ツールの利用規模 | 11名〜50名 |
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ツールの利用開始時期 | 2024年8月 |
事業形態 | B to B |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
プロンプトがコードにハードコードされていたため、ドメイン知識を持つCSや営業メンバーが開発に参加しにくい状況でした。 営業ドメインに関する深い思考がエンジニアに求められるために負担が増大していました。一方でドメインエキスパートの知見を十分に反映できず、LLMのポテンシャルを最大限引き出せないことが大きな課題でした。
どのような状態を目指していたか
ドメインエキスパートがエンジニアを介さず、直接プロンプトを編集・改善できる状態を目指していました。それにより高速な試行錯誤を可能にしつつ、本番運用に耐えうる複雑な処理も実現できる開発環境を求めていました。
比較検討したサービス
特になし
比較した軸
非エンジニアでも扱いやすく、それでいて複雑な実装が可能であることを重視しました。
選定理由
セルフホスト可能であり、必要な機能が欠けていても、自分たちで実装できると捉えられたこと。 最終的に自分たちで実装することはほとんどなかったが、結局コードに戻るというリスクが少ないと見積もれたことは大きかったです。
導入の成果
改善したかった課題はどれくらい解決されたか
「エンジニアしかプロンプトを変更できない」という課題は完全に解決され、今ではCSや営業メンバーが直接プロンプトを編集しています。エンジニアからのヒアリングは必要最低限になり、本番環境で100近いワークフローが稼働するなど、複雑なソフトウェア要件も満たせています。
どのような成果が得られたか
最大の成果は、非エンジニアが主体的にプロンプトを改善する、効率的な開発フローが確立されたことです。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
エンジニアメンバーはプロンプト改善における負荷を感じていたので、特に複雑な説明は不要でした。
活用方法
チームで利用、アドホックなツールからシステムの基幹部分まで幅広い領域で使用しています。 多い時は1日に1万回ほどAPIとして呼び出しています。
よく使う機能
ワークフロー機能のみ利用しています。
ツールの良い点
- 簡易的な実装であれば、コードを書くよりも圧倒的に早くデプロイできること
- 非エンジニアでも編集・理解しやすいUIであり、コミュニケーションコストが少なく済む
ツールの課題点
- 大量呼び出しに最適化されていないためか、DBのコネクションプールが枯渇してVMの再起動が必要になることがある
- ユーザーの権限管理が機能弱く、細かいコントロールができない
- 複数のワークフローをAPIとして利用する際、APIキーにより呼び出し先が決まるという仕様
- V1になってから安定性が低下している
ツールを検討されている方へ
Dify上で表現したい処理の難易度が高い場合、その部分を別途API化した上でDifyにツールとして登録することができます。 これにより、大体のことはできるようになります。
株式会社Algomatic / wakamenori
メンバー / フルスタックエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名
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目次
- 導入の背景・解決したかった問題
- 活用方法