【生産性向上により事業成長をリード】GitHub Copilot導入の背景と成果
株式会社ウエディングパーク / nami
メンバー / バックエンドエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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GitHub Copilot for Business | 10名以下 | 2024年9月 | B to B B to C |
利用プラン | GitHub Copilot for Business |
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ツールの利用規模 | 10名以下 |
ツールの利用開始時期 | 2024年9月 |
事業形態 | B to B B to C |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
私が所属するチームでは仕様書に基づいた開発を中心に進めてきましたが、
これからは業界やクライアントニーズへの理解を深めることで、より価値ある提案やアプローチを実現したいと考えています。
そのためにも開発工数の効率化を図り、上流工程などの開発以外のフェーズにも積極的に関与する時間を捻出する必要がありますが、できていませんでした。
どのような状態を目指していたか
チームのエンジニア全員が業界やクライアントのニーズを深く理解し、
エンジニア視点での確度の高いアプローチや提案ができるようになることで、事業成長をリードすることができる状態を目指しています。
比較した軸
- チームの生産性向上効果
- ツールの使いやすさ
- 導入コスト
- セキュリティ、ライセンス侵害の懸念がないか
選定理由
- 費用対効果の高さ
- 導入のしやすさ
- GitHub Copilot for Businessプランでは以下のようにセキュリティ面での懸念が解消されていた
・デフォルトでコードが学習に使われない設定になっているため、コード流出のリスクは低い
・パブリックコードに一致するコードはサジェストされないようにする設定があるため、ライセンス侵害のリスクが低い
(EnterPriseにしなかった理由)
まずはBusinessプランを試験導入してみて、良い効果が見込めた場合は再度検討する方針にしました。
導入の成果
どのような成果が得られたか
- 開発工数(設計などを除き、実際に手を動かしている時間)を週に5%~20%削減することができた
- 開発に遅れが出ていた案件も、導入したことで巻き返すことができたという事例ができた
- 提案精度向上のためにも日常的に綺麗なコーディングを意識するようになり、コード品質も向上
これらにより、事業成長を加速させていくための良いサイクルが生まれはじめていると感じています。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
ロードマップを作成し、ありたい姿を叶えるために必要であるということを伝えました。
- セキュリティ面や費用面だけでなく、そもそもなぜ工数を削減する必要があるのか
- 削減したことがどう事業成長に繋がるのか
活用方法
VSCode、PhpStorm、Vimで使用
よく使う機能
- コード補完
- PHPDoc、コメントの作成
- ユニットテストの作成
ツールの良い点
- 過去のコーディングの癖を汲み取ってサジェストしてくれる
- 繰り返し処理、modelやlibraryの呼び出しなどの単純処理の記述速度が上がった
- テストコードの作成が楽になった
- メソッド作成時、ゼロイチの開発には特に効果的
ツールの課題点
- メソッド名が曖昧だとサジェストが遅れたり、見当違いな提案がされることもある。
- Viewや既存改修、細かな修正にはあまり向かない。
- 既存のコードが綺麗に書かれていないと、サジェストの質も下がってしまう。
ツールを検討されている方へ
経験が浅いメンバーの利用は成長を妨げてしまう可能性があるため、
組織で導入する際は利用メンバーの選定など検討する必要はあると思いますが、
費用対効果がとても高く効果実感もあるため、試しに導入してみる価値はあると思います。
株式会社ウエディングパーク / nami
メンバー / バックエンドエンジニア / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
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目次
- 導入の背景・解決したかった問題
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