Grafana:統合可視化ツールとしての有益性と活用事例
株式会社サイエンスアーツ / Daiki Higuchi
開発部長 / フルスタックエンジニア / 従業員規模: 51名〜100名 / エンジニア組織: 11名〜50名
利用機能 | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
---|---|---|---|
メトリクス可視化 | 10名以下 | 2023年10月 | B to B |
利用機能 | メトリクス可視化 |
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ツールの利用規模 | 10名以下 |
ツールの利用開始時期 | 2023年10月 |
事業形態 | B to B |
アーキテクチャ
アーキテクチャの意図・工夫
弊社のBuddcycomシステムはコミュニケーションプラットフォームです。様々な特性を持ったデータがそれぞれの特性に合わせた形で適切なデータソースに蓄積されています。
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
ツール導入前の課題
Buddcycomシステムでは、CloudWatch、Timestream、S3(Athena)と監視・分析に関するデータソースがそれぞれ分散しています。 それぞれのツールを参照すれば見たいデータにアクセスできていましたが、表示の視認性の問題や、それぞれのツールにアクセスしなければいけない手間から必要最低限の活用に留まっていました。
どのような状態を目指していたか
マルチデータソースをワンツールで表示でき、取得しているデータの価値を最大化することを目的にツールを選定していきました。
比較した軸
- ビジュアライズに関して柔軟性があり、視認性の向上が見込めること
- マルチデータソースに対応していること
- Slackなど他ツールとの連携が容易にできること
選定理由
- サポートされているデータソースが豊富である
- OSS版の利用であったため無料で利用できる
導入の成果
改善したかった課題はどれくらい解決されたか
当初検討していたデータ可視化の内容は全て表示することができています。 マルチソースのデータの組み合わせに関しては利用していく中で知見が溜まっていき、想定以上の活用ができていると感じています。 またGrafana導入後副次的に、メンバー内で監視や可視化に対する意識が高まっています。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
EC2インスタンス上にGrafanaをインストールして利用しておりEC2の利用料金は少額であったため、導入に向けた上長への説明は必要ありませんでした。
活用方法
よく使う機能
- 各種データの可視化ダッシュボード
- 特に弊社の用途では「Transform」によるマルチデータソースの組み合わせが有用でした。
ツールの良い点
- 広く使われているツールなためドキュメントや記事が豊富
- コストを抑えて利用することができる
ツールの課題点
- ツール自体の課題点ではありませんが、各データソースに対する検索やスキャンにより、Grafanaではなくデータソース側に料金がかかることがあります。場合によってはデータソースのパーティションやインデックスの見直しをしたり、Grafana上で定期的に検索するデータから除外する対応が必要となることもあります。
株式会社サイエンスアーツ / Daiki Higuchi
開発部長 / フルスタックエンジニア / 従業員規模: 51名〜100名 / エンジニア組織: 11名〜50名
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目次
- アーキテクチャ
- 導入の背景・解決したかった問題
- 活用方法