GO株式会社の導入事例
GO株式会社 / Ryo250
チームリーダー / QAエンジニア / 従業員規模: 501名〜1,000名 / エンジニア組織: 101名〜300名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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Standardプラン | 10名以下 | 2023年12月 | B to B |
利用プラン | Standardプラン |
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ツールの利用規模 | 10名以下 |
ツールの利用開始時期 | 2023年12月 |
事業形態 | B to B |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
導入前の課題
MagicPodを導入する以前から、既にテスト自動化環境は構築済みでしたが、以下のような課題から費用対効果の観点で、よりメリットがあるツールを検討していました。
- 実行回数に制限があったため、残回数を意識した運用が必要
- シナリオ作成は容易だが、メンテナンス等の運用の面で工数が取られる
どのような状態を目指していたか
別のツールによる自動テスト環境は整備されていたので、MagicPodでも同一水準の品質担保ができる環境を構築したいと考えていました。
比較した軸
- テスト自動化の費用対効果
- テスト自動化環境の構築難易度
- メンテナンス性
- サポート品質
- 運用のしやすさ
選定理由
【テスト自動化の費用対効果】
- 「実行回数無制限」となるため、長期間安定して品質の担保を行う上では決定的な優位性を持つ
- 料金体系もシンプルで低コスト
【テスト自動化環境の構築難易度】
- アサーションが豊富であるため、習熟すればノーコードでも複雑なシナリオが構築可能
- MagicPodはある程度Webの画面構成を知っておく必要がありましたが、そこさえ掴めば共有UIの作成に活かすことができて、環境構築の難易度はそこまで高くない
【メンテナンス性】
- MagicPodはUIに変更があった際も、該当箇所のみをキャプチャし直せばよいので、メンテナンスが容易
→共通UIの場合は対象キャプチャだけ再取得をすれば、使用するシナリオ全部で利用可能なため、メンテナンス性は高い
【サポート品質】
- MagicPod社のSlackに専用プライベートチャンネルが用意されており、メンションにすぐ反応してもらうことができます
- 問い合わせに対するレスポンスがとても早く、問題解決までのスピード感が圧倒的だと思います
【運用のしやすさ】
- 実行回数無制限というMagicPodのウリに勝るものはないです
- 定期的な一括実行等も問題なく設定可能で、シナリオの実行順序も指定できるのも良いポイントです
- 条件分岐を工夫すれば、状況に合わせてシナリオが実行できるため、より複雑なテストの構成を組むことができます
導入の成果
本格的な運用はこれからとなりますが、以下の課題がMagicPodの導入・活用によって解決される見込みです。
- 運用コストの面で実現できなかった複雑な自動テストシナリオの構築
- 既存のツールと同等レベルの品質担保ができるテスト自動化環境構築
また、ツールそのもののコストがリーズナブルであるため、費用対効果は大幅に上昇させることができると考えています。実行回数が無制限であるため、今後はデプロイ単位等、高い頻度で品質担保を行う予定です。
導入時の苦労・悩み
- 別ツール用に作成していた自動テスト用のシナリオが流用できるかどうか
→初期導入コストに影響を与える - 現在利用中のツールとは作成・メンテナンス方法が大きく変わるため、今後の運用方法を再検討する必要があった
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
上長にはリソースの問題でカバーしきれていなかった「既存機能に対し繰り返し動作確認させる」という面で、テストの自動化は有効である旨を説明しました。
また、手動テストでの想定工数を自動化によりカバーすることをベースに費用対効果を算出して提示し、
自動化により「QAコスト」が削減できるというわけではないという点も併せて説明しています。
活用方法
開発前後で想定外の箇所に影響が出ていないか等のリグレッションテストを目的として活用しています。また、開発内部のリファクタリングの際にもテストを実施しています。
その他、「健康診断」的な自動テストの定期実行を行うことで品質担保を行っています。
よく使う機能
- 共有ステップ
ログイン認証等、複数のシナリオで同じ動作をする場合は共有ステップ化をしています - 共通UI
複数シナリオで使用する画面等はキャプチャして共通UIにすることで、シナリオ作成/メンテナンスが効率的に行えています - ラベリング(タグ)
・ラベルを使用することで、機能や画面のグルーピングがスムーズに行えます
・テスト一括実行もラベル指定が可能なので、便利です
ツールの良い点
一部繰り返しになりますが...
- 低コストの上、実行回数無制限である点
- サポートがとても迅速に対応してくれる点
- 共通UIや共通ステップ等を工夫すればメンテナンス工数を抑えることが出来る点
ツールの課題点
- メール送信部分が未対応となっていること
→ここが解決されれば、さらにMagicPodを活用できるようになると考えています - パフォーマンス観点で、テストシナリオの一括実行にやや時間を要してしまう(並列実行のプランにより解決できる部分もある)
- 共通UIは便利なので活用しているが、どのシナリオにおいて、どの共通UIを使用しているのかをMagicPod上からでは確認ができない点
→自プロジェクトでは別途スプレッドシートで共通UI一覧を整備することで対応しています
今後の展望
- ノーコードで作成可能ではありますが、自社サービスの構成要素や基本的なHTML等の知識は必要になります。
- 導入検討の際はトライアルで色々と試しながら、フィージビリティ調査をしていただくのが良いかと思います。(トライアルでも色々とサポートもしてもらうことができます。)
- テスト自動化にもコストはかかります。導入検討時は「テストを自動化する」ことを目的とするのではなく、コスト管理も含めてをどのように運用していくかから考えた方がよいかと思います。
- 導入検討時からQAだけではなく、開発メンバーも巻き込んで環境を構築した方が、より高いレベルで自動化による品質担保が可能になります。
GO株式会社 / Ryo250
チームリーダー / QAエンジニア / 従業員規模: 501名〜1,000名 / エンジニア組織: 101名〜300名
第三者検証会社で、主にネットワークシステムや業務システムのQAエンジニアとして従事。 2022年よりGO株式会社でAIドラレコによる事故削減を目的としたサービスのWebサービスを担当 要件定義の上流から下流までの各種検証やテスト自動化まで色々と品質管理に関する業務に従事中
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GO株式会社 / Ryo250
チームリーダー / QAエンジニア / 従業員規模: 501名〜1,000名 / エンジニア組織: 101名〜300名
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