Postmanの導入効果をレビューでご紹介(ktogo)
アソビュー株式会社 / ktogo
メンバー / バックエンドエンジニア / 従業員規模: 301名〜500名 / エンジニア組織: 101名〜300名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
---|---|---|---|
Freeプラン | 10名以下 | 2022年12月 | B to B B to C |
利用プラン | Freeプラン |
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ツールの利用規模 | 10名以下 |
ツールの利用開始時期 | 2022年12月 |
事業形態 | B to B B to C |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
私はアソビューで主にバックエンドの開発をしています。Postmanを使い始めたのは2022年12月頃で、当時は新規プロダクトのAPI開発に携わっていました。開発中のAPIを動作確認するためにcURLを利用していましたが、設定値を間違えてやり直すことや、レスポンスの内容が大きくなると確認しにくいなどの課題がありました。改善できるツールを探していたところ、QAエンジニアの方がPostmanを使っており、GUIで使いやすそうだったので導入を決めました。使用開始後、以下の点が改善されました。
- リクエスト管理が簡単になった
- 過去に作成したリクエストの再利用が容易になった
ツール本格利用前の課題
Postmanを使ってAPI単位の動作確認はしやすくなりましたが、ドメインモデルやデータアクセスなどのコア部分を改修後、関連するAPIを一通り動作確認したい場合に手動で各APIに対してリクエストパラメータを変更しながら実行する必要があり、非効率でした。
どのような状態を目指していたか
APIテストの自動化によって、効率的かつ正確に動作確認を行える環境を整えることを目指していました。具体的には以下のような状態を実現したいと考えていました。
- 効率的なテスト実行
- 手動で行っていたAPIテストを自動化し、テスト実行の時間と手間を軽減する。
- 一貫性のあるテスト
- 自動化により、同じテストを何度でも正確に繰り返すことができる。
- エラーの早期発見
- コード改修後に即座にAPIテストを実行し、エラーを早期に発見する。
比較検討したサービス
cURL
選定理由
やりたいことが実現でき、導入のハードルが低いため
導入の成果
改善したかった課題はどれくらい解決されたか
PostmanによってAPIテストの効率化、一貫性の確保、エラーの早期発見といった課題が非常に効果的に解決されました。
- 効率的なテスト実行
- Postmanのコレクション機能とテストスクリプトにより、手動で行っていたAPIテストを自動化し、テスト実行の時間と手間を大幅に軽減できました。
- 一貫性のあるテスト
- 自動化されたテストスクリプトにより、同じテストを何度でも正確に繰り返すことができ、一貫性が確保されました。
- エラーの早期発見
- コード改修後に即座にAPIテストを実行することで、エラーを早期に発見できました。
どのような成果が得られたか
- 時間と手間の節約
- 手動で行っていたAPIテストの時間を大幅に削減できました。
- テストの精度向上
- 自動化されたテストにより、ヒューマンエラーが排除され、テスト結果の信頼性が向上しました。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
以下の理由で特に説明は不要でした。
- 既にQAチームで導入実績がある
- Freeプランで使用できる
活用方法
よく使う機能
- リクエスト送信機能
- APIにリクエストを送信する際に使用。
- Scripts機能
- APIのレスポンスに対してJavaScriptで値のチェックやデータ処理が可能。主にレスポンスが期待値であることを確認するテストスクリプトやVisualize機能に渡すためのデータ処理に使用。
- Collection Runner機能
- Collection(リクエストをまとめたフォルダ)のリクエストを指定の順番で実行する際に使用。Scripts機能でテストスクリプトを作成し、一連のリクエスト結果を期待値通りか確認可能。
- Visualize機能
- レスポンスを表やグラフなどの形式で出力する機能。レスポンスのJSONを表形式で出力する際に使用。
他にも定期的にリクエストを送信する機能、負荷テスト機能、Mock機能、ローコードで複雑なテストフローを実現する機能などがあり、やりたいことの多くはPostmanで完結します。
ツールの良い点
- 導入が簡単
- GUIが直感的で使いやすい
- Freeプランで使用できる機能が多い
- 機能が豊富でやりたいことが大体実現できる
ツールの課題点
多機能で使いこなせていない。 以下は一例ですが、API開発を促進してくれる機能であることは知っているものの使いこなすまでには至っていません。
- ワークスペース機能(チーム開発支援)
- API設計機能
- Postbot(AIチャット機能)
- Flows(ローコード開発機能)
ツールを検討されている方へ
- Freeプランでできることが多いため、まずはFreeプランで始めて、必要に応じて有料プランを検討することをお勧めします。
- 便利な機能がたくさんあるため、Postmanのドキュメントを一度眺めてみることをお勧めします。
- Postmanのイベントがオンライン/オフラインで開催されているので、実際に使用事例を知ったりハンズオンで使い方を学べる機会をぜひ活用してください。
アソビュー株式会社 / ktogo
メンバー / バックエンドエンジニア / 従業員規模: 301名〜500名 / エンジニア組織: 101名〜300名
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- 導入の背景・解決したかった問題
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