Waroomとは?機能や特徴・製品の概要まとめ
Waroom
株式会社Topotal
Waroomのプロダクト概要
Waroomとは
「Waroom」は、システム障害を迅速に収束させ、新たな学びを獲得し、継続的な改善を行うためのインシデントマネジメントプラットフォームです。
対象は、SREやインシデント対応を行うエンジニア全般です。
解決する課題は、インシデント対応そのものの負担、属人化によるインシデント業務の集中、恒久対応の放置、ベストプラクティスに基づいた仕組みの手間などです。
Waroomの特徴は、Slackを利用しインシデント対応そのものを楽にする機能群と、インシデント対応から学びを得る機能群の2つを有していることです。
インシデント対応を楽にする機能群は、AIを活用したドキュメントの生成などがあります。
インシデント対応の学びを得る機能群は、ポストモーテムの自動生成やインシデント情報の可視化などがあります。
競合優位性は、「インシデントの準備から対応、事後までを一気通貫で管理できること」「組織的な対応を可能にするサービス設計」「SREの哲学の反映」の3点です。
Waroomの画面イメージ
Waroomの特徴
1. 属人化を解消し、インシデント対応を民主化する
インシデント発生時に対応チームを素早く招集し、誰でも迷わず対応するための完了を作ります。属人化しやすいインシデント対応を仕組みで解決します。
- インシデント対応チームの設定と自動招集
- 対応チームを設定しておくことで、インシデント発生時に作成する対応チャンネルへ自動招待できます。手作業での関係者へのメンションやチャンネルへの招待がなくなりスムーズ対応を始められます。
- インシデント発生時に対応手順を表示
- 事前に対応手順を記したランブックを作成しランブックの表示条件を設定しておくことで、インシデント発生時にSlack に対応手順を表示できます。特定のメンバー以外対応手順がわからず属人化してしまう課題を解消します。
2. AIを活用し組織的に対応する
Slackからインシデントを起票するだけで、インシデント対応の toil が激減し復旧時間の短縮につながります。また、その対応内容はWaroomへ蓄積され、ポストモーテムの作成後の振り返りに活用できます。
- Slack 上でのインシデントの起票
- ツールを跨ぐことなく Slack 上からインシデントを起票できます。また、ワンボタンでインシデント専用チャンネルも作成できます。
- インシデントステートドキュメントの自動生成
- Slack のメッセージをもとに AI が自動的にインシデントの対応状況や調査結果をまとめたドキュメントを生成します。 チームへの状況説明が楽になるだけでなく、これまでまとめられづらかった小さなインシデントも自動で Waroom に蓄積されるため後の改善に繋げられます。
- インシデントステートドキュメントの複数人同時編集
- 自動生成されたドキュメントを元に、手動による複数人同時編集も利用できます。 インシデントの起票と同時にドキュメントが用意されるので、外部ツールにドキュメントを生成し管理する必要はありません。
3. 個別のインシデントと複数のインシデントの両面から振り返る
インシデントの振り返りやフォローアップアクションを実行し改善に繋げることは重要です。Waroom は個々のインシデントの振り返りをシームレスにし、複数インシデントからの分析を行いやすくします。
ポストモーテムを自動生成
- インシデントのあらゆる対応情報からポストモーテムの面倒な部分を Waroom が記入し自動生成します。ポストモーテム作成に対する心理的障壁を下げ、ポストモーテムが作成されないという課題を解消します。
蓄積したインシデント情報を可視化
- これまで発生したインシデントの情報や対応内容をグラフや表にまとめます。インシデントの発生傾向やこれまでの対応時間を分析でき、フォローアップアクションのヒントとして活用できます。