Backlogでスクラム開発の安定的な運用とフルリモートでも情報格差がない組織を実現
株式会社カンリー / canly_em_aki
EM / EM / 従業員規模: 51名〜100名 / エンジニア組織: 11名〜50名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
---|---|---|---|
Backlog プレミアム | 51名〜100名 | 2021年11月 | B to B |
利用プラン | Backlog プレミアム |
---|---|
ツールの利用規模 | 51名〜100名 |
ツールの利用開始時期 | 2021年11月 |
事業形態 | B to B |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
導入前は以下のような状態でした。
- タスクを個人が管理しており、優先順位づけができていなかった
- カスタマーサクセスチームから開発チームへの依頼がチャット上で行われ、対応の抜け漏れが発生
- コミュニケーションがチャットのDMなどで行われ、情報が属人化
そのため
- 開発チームのプロジェクト管理
- マーケティングチーム、カスタマーサクセスチームのタスク管理
を行なうためにBacklogを導入しました。
比較検討したサービス
- Trello
- JIRA
- Asana
- Notion
比較した軸
使いやすさ、特に非エンジニアでも違和感なく使用できるかという点
選定理由
上記同様で使いやすさ、特に非エンジニアでも違和感なく使用できるかという点を考えた結果、Backlogを選定しました。
導入の成果
- タスクが見える化され、スクラム開発を安定して運用できるようになったことで残業時間が減少
- チーム間の連携がスムーズに
- コミュニケーションがオープンになり、フルリモートでも情報格差がない組織を実現
導入時の苦労・悩み
Backlog導入以前はNotionでタスク管理をしており、既に作成済みのチケット含めた移行が必要だった点です。
すべてを移行するのは断念し新規分からをBacklogに移行しました。
移行期間における運用ルールの作成、浸透なども苦労しました。
複数チームがあったため、Notionでそのまま運用しようとするチームもあり、数回にわたり浸透をおこないました。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
これまでNotionやTrelloなどを使ってタスク管理をしていたため、タスク管理の重要性は経営陣も認知していました。
JBUG(Japan Backlog User Group)のコミュニティ所属の方が社内にもおり、Backlogの便益、活用事例なども啓蒙いただけたため、申請もスムーズにいきました。
社内・チームへの展開
一例としてマーケティングチームへの導入前にはプレ運用を1週間行いました。元々マーケティングチームで使っていたスプレッドシートに入力されているタスク情報をBacklogに入力し、試しに使ってもらうという期間を設けたところ、すぐに使いこなせるようになりました。
活用方法
- 開発進捗管理
- エラーレポート管理
よく使う機能
- プロダクト開発における開発チケットの管理で課題機能を使用
- 上記に付随して、プロダクト開発チームのデイリースクラムにおいてガントチャートを使用して進捗状況の共有を行っている
- エラーレポートの管理を課題機能で行っている
ツールの良い点
- 機能がシンプルでやりたいことに対して迷わず使うことができる
- 必要な情報が厳選されていてUIが見やすい
ツールの課題点
- スクラム開発で利用しようとした際に使い方にかなりカスタマイズが必要
- UI上にデータ分析機能がない
その他
失敗してしまったエピソード
課題が1階層の親子関係までしか作れないのを把握しておらず、プロジェクトのチケットルールを作成してしまい修正が大変になりました。
カスタマイズ属性を増やして管理しやすくしていきましたが、リスト属性が課題一括登録に対応しておらず課題一括登録機能を利用できないフローにしてしまいました。
ツールを検討されている方へ
機能がシンプルなので開発者内だけで利用するケースだと少し物足りないかもしれません。
逆に機能が厳選されており、UIもわかりやすいのでビジネスサイドと一緒に使うケースなどでは良いと思います。他の進捗管理サービス(例えばJIRA、Redmineなど)は非エンジニアのキャッチアップコストが高い印象を受けますが、Backlogはすぐに使用できる印象を受けます。
また、弊社テックブログでもBacklogの活用方法について詳しくご紹介してますので、よければご覧ください。
株式会社カンリー / canly_em_aki
EM / EM / 従業員規模: 51名〜100名 / エンジニア組織: 11名〜50名
前職は独立系SIer企業にて、受託開発、自社プロダクト開発などのプロジェクトに参画し、開発リーダーやプロジェクトマネージャーに従事。 2022年2月にカンリーに入社し、エンジニア部カンリーホームページチーム(https://jp.can-ly.com/search/ )に所属。 エンジニアリングマネージャーとして、エンジニアチームの技術力向上とチームビルディングに取り組む。また、カンリーホームページ、カンリーカスタムシリーズの開発や運用も担当。
よく見られているレビュー
株式会社カンリー / canly_em_aki
EM / EM / 従業員規模: 51名〜100名 / エンジニア組織: 11名〜50名
前職は独立系SIer企業にて、受託開発、...