地理的距離があるスクラムチームが実現するプロジェクト管理
レビュー投稿日の情報になります
リコーITソリューションズ株式会社 / 茶屋彰仁
テックリード / SIer
最終更新日投稿日
ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 |
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10名以下 | 2020年10月 |
ツールの利用規模 | 10名以下 |
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ツールの利用開始時期 | 2020年10月 |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
導入時の状況
新規事業のプロジェクトということもあり、プロジェクト管理ツールとして何を使うかというのは固まってない状態でした。 逆に言えば、エクセルでも何でもできそうだねという印象がありました。
解決したかった課題
導入当時、私たちは以下の課題を解決する必要がありました。
- リモートチームでも円滑にスクラム開発を推進していくことができること
- やりたいこと/実現したい機能 の優先順位を柔軟に変更しながら開発を進めていくこと
- チームで生まれた暗黙知(情報)をしっかりと可視化/共有することができること
- チケット管理の中にある情報カテゴリのカスタムができること
選定理由
- Wikiの機能が課題管理とは別になっており、情報をまとめておく場として分かりやすかった点
- 課題(チケット)の種別を自分たちで設定することができるので、自身のチームにフィットするチケット種別名を設定できる点
- マイルストーン名を自身で設定できるので、Sprint期間をマイルストーンとして設定しやすかった点
- チケットのまとめて操作が可能なので、Sprintで持ち越しになったチケットを一括で処理しやすい
導入の成果
改善したかった課題はどれくらい解決されたか
- リモートチームでも円滑にスクラム開発を推進していくことができること
- チケットの中にコメントとして情報を残していくこともできるため、情報の欠落なくコミュニケーションを取ることができた。
- 自身に関するチケットに更新があると通知がされるため、見落としをすることがなくなった
- やりたいこと/実現したい機能 の優先順位を柔軟に変更しながら開発を進めていくこと
- ツールの特性上、優先順位を柔軟に変更してリスト表示することは厳しかった
- ただし、BacklogSprinterというChromeの拡張機能を使うことで優先順位を柔軟に変更することは可能となる
- チームで生まれた暗黙知(情報)をしっかりと共有することができること
- Wikiを使って情報をためておくことが可能となった
- Wikiはページ名を「/」で区切ることでツリー状となるため情報の整理が非常にしやすかった
- チケット管理の中にある情報カテゴリのカスタムができること
- プロジェクト設定の中で種別を自由に追加/削除することができる
- 設定した種別は視覚的に分かりやすい状態になる Backlog 種別の概要
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
決裁権限のあるプロダクトオーナーおよび開発メンバー全員で、実際に使ってみて使用感を確かめながら導入しました。 他のツールも同様に試してみましたが、チームによりフィットしたのがBacklogでした。
活用方法
チームで毎日ボードを見ながらデイリースクラムを行っています。 そのスプリントの進捗の状況が一目で分かるので、開発の状態が理解しやすいです。
よく使う機能
- 課題管理
- Wiki
- バーンダウンチャート
ツールの良い点
- 使い方の理解が容易で、新規で参画したメンバーもすぐに使いこなせる
ツールの課題点
- 課題を優先順位順に並べ替えるために工夫が必要
- マークダウン記法について理解しないと記述に困ることがありそう
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