Backlogでシンプルでわかりやすいタスク・スケジュール管理を実現
TOWN株式会社 / YoshiteruIwasaki
開発部長 / プロダクトマネージャー / 従業員規模: 51名〜100名 / エンジニア組織: 11名〜50名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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プレミアムクラシック | 11名〜50名 | 2019年7月 | B to B |
利用プラン | プレミアムクラシック |
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ツールの利用規模 | 11名〜50名 |
ツールの利用開始時期 | 2019年7月 |
事業形態 | B to B |
アーキテクチャ
アーキテクチャの意図・工夫
カスタマーサクセスがヒアリングした顧客からの要望の管理、顧客の要望を取りまとめて開発に落とし込む一連の流れまでをBacklogで管理しています。
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
Backlog導入前は、Jiraでのスプリントを使った開発をしていたものの、チケットの親子関係の持ち方、開発工数の管理方法がメンバーによってまちまちな状態になっていました。
課題として、Jiraの機能を活用しきれておらず、管理や運用が複雑になってしまっており、毎週チケットの棚卸しをする際に、チームのルールに沿っていないチケットの整理が必要な状況になっていました。
カンバンは使いやすかったものの、チケットの検索などカンバン以外のUIが使いにくかったです。
また当時のチームの人数規模と料金体系がうまくマッチしていませんでした。
以上のような背景から、プロダクトバックログ、スプリントバックログのシンプルな運用を保ちたいと考えていました。
比較検討したサービス
Redmine→Trello→Jiraとツールを乗り換えてきました。
Redmineは自社サーバーでホストしていましたが、運用・メンテナンスの手間が大きかったためクラウドサービスへと移行しました。
カンバンが利用できるTrelloに乗り換えたものの、プロダクトバックログとスプリントバックログの関係性が見えづらくなってしまったため、Jiraに移行しました。
Jiraは自由度が高かったものの、それが逆に複雑な運用を生んでしまっていました。
比較した軸
- カンバン機能がある
- シンプルな使い勝手
選定理由
社内の別チームがすでに使用をしており、ツールを統一することで情報管理面、費用面での経営的判断。
2020年1月にBacklogにカンバン機能がリリースされたこと。
導入の成果
新しく入ったメンバーのツールの学習コストが減り、シンプルな運用ができるようになりました。
具体的な導入成果として、チームのルールに沿っていないチケットが無くなったため、毎週のチケットの棚卸しが楽になりました。
また、BacklogはUIがビジネスサイドのメンバーにもわかりやすく、ビジネスサイドのメンバーもBacklogを使うようになったことで、開発スケジュールの共有やビジネスサイドからの顧客の声の集約がしやすくなりました。
導入時の苦労・悩み
BacklogではJiraのようなスプリントを切り替える機能がなかったため、どのような運用でカバーするか検討する必要がありました。JiraのデータをBacklogに移行するにあたってJiraのデータエクスポート機能の品質がそこまで高くなく、データ量が多いとエクスポートに失敗するケースが発生しました。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
全社的にツール統一の方向性で動いていたため特にありませんでした。
社内・チームへの展開
メンバーにJiraへのこだわりや移行におけるネガティブな印象がないかヒアリングを行いました。自分たちがやりたい運用ができるか、検証期間を設けてチーム内で数スプリントをかけて検証を行ってから本格移行を実施しました。
活用方法
開発チームは日々チケットの管理を行い、スプリント計画会議でBacklogを見ながら来週のタスクの確認をしています。
カスタマーサクセスはBacklogに既存顧客からの要望をニーズカードとして集めています。
よく使う機能
- ボードでスプリントにおけるタスクの状況を把握
- ガントチャートで週/月単位の開発スケジュールの把握
- Wiki:開発に関する情報はすべてBacklogのWikiに集約
ツールの良い点
- 何よりもシンプルな使い勝手のため、ツールの使い方を覚えて使いこなすまでが誰でも早くできる。
- 開発者、プロダクトマネージャーそれぞれの視点に合ったビューが用意されているため、異なる時間軸の情報管理が同じツール上でできる。
ツールの課題点
- 1万件ほどチケットを登録しているが、チケットの数が多くなってくるとボード、ガントチャートの表示に時間がかかる。
- チケットにストーリーポイントをつけたい場合には予定時間に時間単位ではなくストーリーポイント単位で入力する必要があるなど、アジャイルで開発するうえで多少のハックが必要になる。
- チケットには実績時間の入力欄が1つしかないため、1チケットを複数人で開発、レビューした時にそれぞれの担当者ごとの工数管理ができない。
ツールを検討されている方へ
RedmineやJiraを使っていたときにはギチギチにルールを決めて運用をしていましたが、開発チームのメンバーが増える、ビジネスの状況が変わるなどによってルールが古くなったり形骸化したりして、誰もルールについてこられない状況が発生していました。
タスク管理ツールを管理する専任のメンバーがいないようなチームで、ほどよく管理をしていくにはちょうどよいサービスだと思います。
TOWN株式会社 / YoshiteruIwasaki
開発部長 / プロダクトマネージャー / 従業員規模: 51名〜100名 / エンジニア組織: 11名〜50名
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