株式会社DeskrexのDevin導入事例
株式会社Deskrex / itarutomy97
CTO・VPoE / CTO
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 | 事業形態 |
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Team | 10名以下 | 2024年12月 | B to B |
利用プラン | Team |
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ツールの利用規模 | 10名以下 |
ツールの利用開始時期 | 2024年12月 |
事業形態 | B to B |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
AIを活用した組織については非常に興味がありました。例えば自社でも生成AIを使った市場調査の生成AIエージェントのサービスであるDeskrexというものを作っていますが、AIエージェントを活用することで、生産性が人間の人数に縛られないことで非常に高い効率性のある組織を作れるというところがあると思っています。
というのも、日本だと人材の確保がどうしても今 難しくなってるって言うのもあって、この生成AIエージェントを活用して生産性を上げるというところにいち早く取り組むためにDevinの導入を検討しました。
また、自社としても生成AIエージェントのサービスを開発してるところもあって、DevinのアーキテクチャやAIエージェントとしての振る舞いのサービス設計を学びたいと言うところもありました。
比較検討したサービス
- OpenHands(旧Open Devin)
- Cursor
- WindSurf
- Cline
- Claude
比較した軸
組織的なスケールが見込めるかどうかと言う観点は非常に重要かと思います。というのもCursorやClineやWindSurfなどはエンジニア単体の生産性を非常に何倍にも上げるものですが、拘束時間はどうしても同期的になってしまいます。Devinを使うことによって、非同期的にジュニアエンジニアのような人間が増やせるので 組織レベルでスケールが可能です。
選定理由
決め手になったポイントは、タスクの範囲を切り出せば、適切にジュニアエンジニアとしての振る舞いが期待できるところです。Devinは現段階ではコードベースの理解能力で言うと、 通常のAIコードエディターには及ばない部分もあります(じきに追いつく可能性が高いです)が、自律的にタスクを遂行すると言う意味では非常にスケーラブルです。
導入の成果
主に、Next.js、Typescript、Pythonの環境で運用しています。基本的なリファクタリングの作業や既存の機能の実装を横展開した新しい機能の実装についてはほぼ任せるようになってきました。また、新しい機能やUIの改善等もペアプログラミング的にDevinとレポジトリやブランチを逐次共有していけば、非常に効率的に進めることも可能です。
導入時の苦労・悩み
指示をお願いするタスクの粒度やタスクの相性の良さを理解するのに少し時間がかかりました。ただし、運営の方々とSlackを連携することで相談をすることができるので、利用方法をどんどん改善していけば、適切なタスクを渡すことに慣れていくことができます。
DevinにはACU と言う概念があり、働いた分だけそのクレジットのようなものを消費していきます。なので、この使い方が慣れてくるとクレジットの消費がどんどんおさまっていくことを感じていき、効率的に運用できると考えています。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
費用対効果や自社のプロジェクトに対する割り当てられるタスクの範囲を検討しました。月の利用頻度を鑑みるとジュニアレベルのエンジニアを雇うより非常に効率的であると感じました。時間単価での計算や生産性を検討しました。
活用方法
よく使う機能
1.Slack連携
- Slackを連携してメンションしてセッションを起動することができます。
- 基本的には他のAIツールで計画を作成させたり、過去のDevinの実装をDevin自体に参照させることに指示を出して、タスクをSlackからスタートさせて、効率的な運用を実現しています。
2.コードエディター連携
- Cursorなどのエディターからコードベースを参照して指示を出すことも可能です。
- 細かいコードの指定や ペアプログラミングでの実装が必要な場合は、コードエディターから依頼することも多くなってきました。
3.Github連携
- 基本的にはGithubへのコミットやプッシュを細くしてもらっていて、Pull Requestを小さい単位で見るようにしています。Devinが作ったPRをDevinに見てもらうということも可能です。
4.Knowledge
- セッション単位で、「人間に聞くタイミング」、「リファクタの際のふるまい」、「コードベースの理解」などを意図的に指示して覚えさせて、よりDevinの振る舞いを知識として制御しやすくしています。
5.ブラウジング
- 実装に関するリサーチを行ってもらい、学びや設計をDocsディレクトリに蓄積しています。Devin自体にナレッジ機能がありますが、ドキュメントレベルの大きいものは適宜Docsに格納して、AIが動きやすい環境を作っています。
6.Playbook
- 特定の指示やドキュメントをDevin側のプロンプトとして頻繁に投げる場合は、システムプロンプトのライブラリであるPlaybook機能に格納します。
ツールの良い点
- 非同期的にエンジニアを雇うようにタスクを24時間依頼することができる
ツールの課題点
- コードベースの理解(おそらくそのうちに改善される)
今後の展望
今後の展望としてはおそらくコードエディターなみのコード変更やコードベースの理解に期待しています。そうなるとジュニアクラスと言わずに単価の高いレベルのエンジニアクラスの設計や実装が安く早く可能になってくると思います。
何でも作るのではなく、より使う側のレベルや何をどのような思想や設計でどう作るのかということが重要になってくる、アパレルのようなソフトウェアのコモディティ化の時代が来る可能性があります。よりお客様に利便性の高いサービスを品質良く早く提供するために、することしないことをAIやチームで議論しながらDevinの運用を進めたいと思います。
また、人間側がこのタスクならできる、とDevinの限界を決めてしまわずに、設計やドキュメント整理、リサーチ、デイリースタンドアップからのタスク割り振り、Devin to Devinのコードレビュー、テスト、ユーザビリティテスト、ナレッジファイルの作成など、様々なタスクを割り振って人間側の組織の工夫をしていきたいと思います。
執筆者
現在、株式会社Deskrexにて、市場調査やデスクリサーチの生成AIエージェントを作っています。仲間も募集中です。ぜひお気軽にチャットしましょう。
会社情報(株式会社Deskrex)
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株式会社Deskrex / itarutomy97
CTO・VPoE / CTO
市場調査やデスクリサーチの生成AIエージェントを作っています / Founder of AI Desk Research Agent @deskrex , https://deskrex.ai
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