Findy Team+の導入効果をレビューでご紹介(rinchsan-株式会社SODA)
株式会社SODA / rinchsan
CTO・VPoE / CTO / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 |
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スタートアッププラン | 11名〜50名 | 2022年1月 |
利用プラン | スタートアッププラン |
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ツールの利用規模 | 11名〜50名 |
ツールの利用開始時期 | 2022年1月 |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
2022年当時、開発生産性については、定性面や必要に応じて手動でリリースの回数などを見にいき改善していたため、特別大きな課題があったわけではありませんでした。しかし、SODAとしては組織全体として、より自律的に課題発見と改善のプロセスを回せる状態にしていこうと考えていました。具体的な状態としては以下3つを満たしながら改善できるチームを目指していました。詳細はこちら
- 人事評価に活用されない生産性に関するメトリクスがある
- バリューストリーム全体に関与できる体制と権限がある
- 課題を解決していくことが評価される文化がある
上記を進めていくために、チームの健康状態を定量的に計測し、そのデータを元にした課題の発見と改善のためのアクションができる状態ではなかったことを問題視していました。そのため、まずは健康状態を可視化できるところから検討を始めました。
比較検討したサービス
(LinearB)※比較検討したという感じではないです
選定理由
今後、私が入らなくてもFindy Team+を利用してチームとして改善プロセスが回せる状態になれるかをみていたので、Findy Team+のCSの方がサポートしてくれるのが決め手になりました。
導入の成果
当時15名だった開発組織が今は40名ほどになっていますが、自主的に数値を見て改善していくカルチャーと開発組織が作れるようになってきているため、Findy Team+はその土台となる可視化に役立っています。
導入時の苦労・悩み
まずは、1チームで導入を開始しました。d/d/dをNotionで計測していますが、Findy Team+では、プルリクの数やリードタイムを中心に計測し始めました。1つ目のチームで活用ができるようになったタイミングで、運用していたチームのMTGに別のチームを招待していきながら、徐々に広げていきました。
一方で、CSのサポートがあるとはいえ、誰が見るかによってFindy Team+から課題を発見する練度は異なると思います。数値を見て改善していくことが自発的にできる方もいれば、そうではないケースもあるので、全員が手軽に使いこなすことができるかというとそうではないかもしれません。
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
説明には苦労しませんでした。基本的には背景でも記載した通り、これまで比較的定性的なものだったところから、数値を見てボトルネックの発見と改善のサイクルを回していく基盤を作っていくために必要なツールとして説明しました。また、Findy Team+の導入はOne-way doorの意思決定ではなかったため、まずは使ってみることにしました。
活用方法
よく使う機能
- 数値の振り返りと分析
- 各チームの振り返りのタイミング(KPT・レトロスペクティブ)にてサイクルタイムやDevOps分析画面を見て、異常値がないかを確認しています。
- Notionで計測しているd/d/dやMTTRをKPIとしてみたときに、その指標が悪化していたりすると、要因となっている細かい数値を探す時にFindy Team+のプルリク数などの数値を見にいくこともあります。
- エンジニアメンバー個人では、自分のパフォーマンスの振り返りにも使っている方もいます。
- 1on1での活用
- それぞれのチームのメンバーのプルリクエストの状況をみて、例えば、問題なくキャッチアップができているか、オンボーディングが進んでいるか、タスクを進めるためのコミュニケーションが適切に取れているかなどを確認しています。
ツールの良い点
SODAでは、Notion上のd/d/dとMTTRを確認し、気になるところがあれば、Findy Team+のプルリク数などを見ながら、数値変化の要因を探ることで、課題の発見と改善のアクションにつなげることができています。
ツールの課題点
当初導入の決め手になったCSのサポートですが、今後よりレベルアップしていくことが出来るのではないかと期待しています。Findy Team+を使いこなすという点は十分にサポートいただいているため、より組織課題まで掘り下げて踏み込んで提案・議論いただけるなど、一緒に組織作りをしていくことが出来るのではと想像しています。
ツールを検討されている方へ
- 大前提として、開発組織の文化として数値を見て課題の発見、改善が讃えられるカルチャーになっているかが重要だと考えます。トップダウンでツールだけ導入をしてもうまく活用されないばかりか、ハレーションが起きてしまう可能性もあると思います。
- 定量化は重要ですが、それを人事評価に使うのは本質的ではないため、避けた方が良いと思います。
- 日々開発をしているエンジニア陣が主に使うツールなので、チームとして良いと思えるものを導入することをおすすめします。
株式会社SODA / rinchsan
CTO・VPoE / CTO / 従業員規模: 101名〜300名 / エンジニア組織: 11名〜50名
2020年10月にSODAへ入社し、Webエンジニアとしてスニーカー&トレカフリマ「SNKRDUNK(スニダン)」のグロースに注力していました。2022年1月より、SODAのVP of Engineering兼エンジニアリングマネージャーとして組織作りやエンジニア採用などエンジニアリングマネジメント領域に注力しています。2023年10月より執行役員 CTOに就任。
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2020年10月にSODAへ入社し、We...