Findy Team+の導入効果をレビューでご紹介(sugamasao-株式会社SmartHR)
レビュー投稿日の情報になります
株式会社SmartHR / sugamasao
EM / EM / 従業員規模: 1,001〜5,000名 / エンジニア組織: 101名〜300名
最終更新日投稿日
利用プラン | ツールの利用規模 | ツールの利用開始時期 |
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スタンダードプラン | 51名〜100名 | 2023年8月 |
利用プラン | スタンダードプラン |
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ツールの利用規模 | 51名〜100名 |
ツールの利用開始時期 | 2023年8月 |
導入の背景・解決したかった問題
導入背景
- 開発生産性やサイクルタイム分析は必要な時に、苦労して集計することが多く、決まった集計方法もありませんでした
- JIRAなど何らかのツールに作業時間を入力し、施策の前後での変化を見ていました
- JIRAでの時間経過は手動での入力であったこと、かつ運用方法がチームに委ねられているため、必要だと思ったチームのみが運用している状況でした。
- その中で、たとえばこちらのような取り組みを行った際も(おそらく)FindyTeam+上での数値にも現れたであろうと思うのですが、そういったプロセス改善の結果を検証するためにも手動でデータの集計せざるを得ませんでした
- こうしたプロセス改善を行う際に定量的にデータを測れる土台があると良いだろうと考えたことと、自分たちがどういった状態か知る術を持っていなかったため、良い状態か悪い状態かを把握することもできていませんでした。
比較検討したサービス
Offers MGR
選定理由
- CSの方の伴走がしっかり対応してくれる感触を得られたこと
- Four Keysだけではなくサイクルタイムやレビュー数など、幅広く見れて利用シーンを増やしていけるイメージが湧いた
- PRラベルによる絞り込みや除外ができるため、見たい軸に沿った集計を行える点
導入の成果
- レトロスペクティブでPRのレビューなどサイクルタイムについて言及があった時に、定量的な状態と比較して話すことができました
- 数値で見えるようになったことで、課題や気になっているポイントについて定量的に語ることができるようになりました
導入時の苦労・悩み
- 導入していきたいチームを個別に募集し、初期設定やCSの方との伴走のセッティングを実施しました
- 機能が豊富なため、どのような数値が見られるのかを学習するだけでも少なからず時間が必要な部分は少し大変でしたが、CSの方に伴走していただきながら知見を貯めつつ、社内での推進チーム間でノウハウや考えていることの共有をするようにしました
導入に向けた社内への説明
上長・チームへの説明
我々の開発生産性が他社や一般的な指標とどのような乖離があるか、また、改善していくための指標を得るために必要なツールだということを伝えました。一方で継続性に関しては成果を見ながら、ということになるためまずは導入して見てみようという形で合意しました。
活用方法
よく使う機能
基本的には週に1〜2回、個人で見ています。サマリなどはレトロスペクティブなどで共有しているものの、画面を見ながら詳細を探るようなシーンは個人での利用が多いです。
よく使っている画面
- チームサマリ -> リードタイムサマリ
- 一定期間ごとに傾向に変化がないか
- 変化があった場合、どのような要因がありそうか
- チームサマリ -> サイクルタイム分析
- 4つのサイクルタイム各々で一定期間ごとに傾向に変化がないか
- 変化があった場合、どのような要因がありそうか
- 比較 -> 詳細比較/チーム比較
- 各リードタイムとプルリク作成数
- 移動平均が増加しているリードタイムがないか
- レビュー分析
- レビューの偏りや頻度を見たりします
ツールの良い点
- 機能が豊富で、Four Keysだけではなくサイクルタイム分析やレビュー数など、プロダクト・チーム・個人それぞれの切り口で数値を簡単に見ることができ、現状を知ることができる点はとても良いなと思います
- PRのラベルによる除外設定などができるため、1スプリントに対してノイズになるPRを除外するなど、きめ細やかな設定ができ、見たい軸に沿った集計が可能な点
- CSの方が伴走してくれるため、豊富な機能をチームの状況を見ながら使い方を学習していける点
ツールの課題点
- 社内でもまだ使い方を模索している段階であり、よりよい状態へ踏み出すアクションには大きく繋げられていない点(数値を見始めた時点で、ある程度良い状態になっていることが見て取れたため、そこまで緊急度の高い課題になっていないという事情があります)
- 数値に対して対応するスコープとして、プロダクト・チーム・個人があるように見受けられます。それらが画面上では数値としてフラットに表示されるため数値と自分たちの課題とを紐付けるのは少し学習が必要になりそうな点
- 数値のインパクトは大きいので、Four Keysの画面であれば関連する27のケイパビリティ(LeanとDevOpsの科学を参照)への言及など、数値とその数値の狙いを紐付けられるような導線があると良いかなと思います
ツールを検討されている方へ
- As-Isを見ることはとても大事なので、まずはこれを見れるようにするだけでも価値があると思います
- ある程度改善されている状況でTo-Beを進めていくためには一定の知識が必要になると感じています。そのため、『LeanとDevOpsの科学』やDORAのレポートといった体系だった知識を得て学習を進めていく必要はありそうです
株式会社SmartHR / sugamasao
EM / EM / 従業員規模: 1,001〜5,000名 / エンジニア組織: 101名〜300名
2020年にSmartHRへバックエンドエンジニアとして入社。その後、2021年にはプレイングマネージャーとしてコードを書きながら数名のメンバーのマネジメントを行う。 2022年より、マネージャーとしてSmartHR基本機能プロダクトのマネジメントを行う。
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