Findy Tools
開発ツールのレビューサイト
検索結果がありません
目次
Xのツイートボタン
このエントリーをはてなブックマークに追加
Xのツイートボタン
このエントリーをはてなブックマークに追加
69社のAI駆動開発ツール 導入・活用方法 まとめ
公開日 更新日

69社のAI駆動開発ツール 導入・活用方法 まとめ

本記事では2025年に特に注目を集めた、5つのAI駆動開発ツールの導入背景や活用事例を、Findy Toolsにお寄せ頂いた69社・82件のレビュー記事を元にまとめました。気になった事例については、各レビュー記事で詳細をご覧いただけます。ツール選定や更なる活用のアイディアとしてご参照いただければ幸いです。
※ 各ツールの導入企業の声は、Findy Toolsにレビューが投稿された時点の情報になります。予めご了承ください

GitHub Copilot

GitHub Copilotは、GitHub上のリポジトリ全体を学習したコンテキストに基づき、インラインでのコード補完やチャット回答を行う事が特徴です。2025年のアップデートでは「自動モデル選択(Auto model selection)」機能が導入され、タスクの難易度に応じて最適なモデルが自動で割り当てられます。
VS Code、Visual Studio、JetBrains IDE等のIDE上で実行でき、また生成AIモデルは、ChatGPT、Claude、Gemini等の各社モデルが利用できます。※ サポートモデル一覧はこちら

GitHub Copilotを導入した理由として、「GitHubエコシステムとの統合容易さ」や「既存エディタに拡張機能をインストールするだけで導入できる点」、「組織的な管理のしやすさ」を挙げる声がありました。
実際の活用フェーズでは、開発時のコード提案の他、関数名や既存コードから推測して単体テストを高い精度で生成したり、表記揺れや変数名の命名規則のチェック等、人間が行うレビュー前の「一次レビュー」として利用したりと、テストや品質担保で活用しているという声が目立ちました。



■ GitHub Copilotレビュー投稿企業
株式会社dotD / e-dash株式会社 / GMOペパボ株式会社 / 株式会社Goals / 株式会社ハウテレビジョン / KDDIアジャイル開発センター株式会社 / 株式会社L&E Group / 株式会社リンクアンドモチベーション / 株式会社M&Aクラウド / メドピア株式会社 / OLTA株式会社 / 株式会社ワンキャリア / Sansan株式会社 / 株式会社SODA / STORES株式会社 / 東急株式会社 / 株式会社ウエディングパーク


Cursor

Cursorは、VS Codeをフォークして開発された独自のIDEです。エディタそのものがAIネイティブに設計されており、複数ファイルを跨いだ編集を一括で行う「Composer」機能や、変更履歴をバックグラウンドで学習し続ける「Shadow Workspaces」が特徴的です。
生成AIモデルはChatGPT、Claude、Geminiが使える他、Grokや独自モデルも利用できます。※ サポートモデル一覧はこちら

導入理由としては、手動でコンテキストを入力する手間がなく、リポジトリ全体やドキュメントを読み込ませることでより的確な支援が得られる点や、完全自律型に比較してプロセス途中で人間が介入・調整しやすく、現行のワークフローに適していることを期待しているといった点を挙げる声が多くありました。
また活用フェーズでは、MCPとの連携によってJIRAのチケット情報、GitHubのPR、Notionの仕様書、Figmaのデザイン情報をMCP経由で参照させ、コンテキストをAIに理解させた上でコーディングや仕様確認を行うといった活用をしているという声が目立ちました。



■ Cursorレビュー投稿企業
株式会社ACES / 株式会社ココナラ / ディップ株式会社 / ファストドクター株式会社 / 株式会社Hacobu / 株式会社ジャンボ / 株式会社キカガク / クラシル株式会社 / 株式会社Kulture / 株式会社LayerX / 株式会社Leaner Technologies / 株式会社リンクアンドモチベーション / 株式会社クオカード / STORES株式会社 / 株式会社スタディスト / Ubie株式会社 / ユニファ株式会社


Cline

ClineはVS Code拡張機能として動作するオープンソースのAIエージェントです。エディタ内からターミナルコマンドの実行、ファイルの読み書き、ウェブブラウザによる検索を自律的に行います。APIキーを自分で用意する「持ち込み(BYOI)」方式のため、最新モデルを即座に試せる点や、MCP対応可能な点が特徴です。 ※ サポートモデル一覧含む公式ドキュメントはこちら

Clineの選定理由として、自社ですでに契約・構築しているエンタープライズ向けのセキュアなLLM基盤をバックエンドとして自由に組み合わせられる点や、通信を社内プロキシ経由にすることで、入力情報のマスキングや出力コマンドのチェックを一元的に実施するアーキテクチャが構築できる点等、セキュリティ面で評価している声が見られました。
活用フェーズにおいては、単に「コードの続きを予測する」のではなく、プロジェクト全体のコンテキストを読み込み、計画を立て、MCPや社内インフラと連携しながら、まとまった単位のタスクを自律的に完遂できるという点を評価しているというレビューがありました。



■ Clineレビュー投稿企業
株式会社Berry / フリー株式会社 / 株式会社MonotaRO / 株式会社Rehab for JAPAN / 株式会社 鈴木商店 / 株式会社Works Human Intelligence


Claude Code

Claude Codeは、Node.jsのターミナル上で動作する対話型のCLIツールです。コマンドラインから直接コードベースの解析、編集、実行を行い、Gitのコミットメッセージ作成やバグ修正の自動化に特化しています。エディタを開かずにシェル上で作業を完結することが出来ます。
生成AIモデルは、Anthropic社が提供するClaude各種モデルが利用できます。※ サポートモデル一覧はこちら

選定理由としては、カスタムコマンドやサブエージェント、MCP等の設定をチームで共有できる点、またデザイナーやPdMも含めた全職種で活用し職種間の壁をなくせることを見込んで導入したという声が目立ちました。
実際の活用においても、文脈を汚染しない並行作業を評価する声が目立った他、他のAIエージェントでツール呼び出し制限があり処理が中断されてしまっていたが、Claude CodeのMaxプランではこの制限に依存せず処理を継続できるため、より完全な連続処理に近づけられたという評価もありました。



■ Claude Codeレビュー投稿企業
クラスター株式会社 / ディップ株式会社 / 株式会社ハロー / 株式会社JX通信社 / 株式会社リンクアンドモチベーション / READYFOR株式会社 / 千株式会社


Devin

※ Devinはこれまでに紹介した4ツールとは性質の異なるAIエージェント型の開発支援ツールです。一方でAI駆動開発という潮流の中で導入が進んでおり、開発現場への影響度が高いツールでもありますので、同じ文脈で取り上げております。

「完全自律型AIソフトウェアエンジニア」を標榜するエージェントプラットフォームです。単なる補完ではなく、要件定義からデプロイまでを自律的に遂行します。独自のサンドボックス環境を持ち、ブラウザ操作や実行エラーの自己修正、プロジェクト全体の管理を自立して行います。またAIモデルに関しては、Cognition AIが開発する独自のオーケストレーションモデルが利用されています。

選定理由としては、人間がPCを開いていない時間や別の作業をしている裏側で自律的にタスクを進められる「非同期性」を評価しているといった声や、Devinを単なるツールとしてではなく、擬似的な「新しいチームメンバー」と期待しているといった声がありました。
Devinの活用場面としては、レガシーコードの刷新・大規模リファクタリングなど「人間がやるには面倒だが、やらなければならないタスク」や、仕様調査・問い合わせ対応、ライブラリ/フレームワークのバージョンアップ等のタスクをDevinに任せている、といった事例がみれらました。



■ Devinレビュー投稿企業
any株式会社 / 株式会社BuySell Technologies / 株式会社カンリー / 株式会社CAPER / コネヒト株式会社 / 株式会社COMPASS / 株式会社Deskrex / ディップ株式会社 / 合同会社DMM.com / ファインディ株式会社 / 株式会社フィッツプラス / 株式会社Fusic / 株式会社グロービス / GOGEN株式会社 / 株式会社Hacobu / 株式会社カケハシ / 株式会社ナレッジワーク / クラシル株式会社 / 株式会社LayerX / レバテック株式会社 / MBK Wellness Holdings 株式会社 / 株式会社MonotaRO / ourly株式会社 / PRONI株式会社 / 株式会社クオカード / 株式会社クイック / 株式会社Rehab for JAPAN / Sansan株式会社 / 株式会社SmartHR / 株式会社スタディスト / 株式会社スタメン / 株式会社助太刀 / 株式会社tacoms / ツクリンク株式会社 / WED株式会社


おわりに

本記事では、2025年に市場で特に注目を集めた、5つのAI駆動開発ツールの活用事例を、Findy Toolsにお寄せ頂いたレビュー記事を元にまとめました。
AIコード生成のカテゴリページでは、今回ご紹介した5つのツールに加えて、KiroやCodex等、他のツールもご紹介しております。下記より併せてご参照頂けますと幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
もし宜しければ、読者の皆さまの活用事例についてもお教え頂けますと幸いです。


■ ツールレビュー記事へのご寄稿について
Findy Toolsへのご寄稿を検討頂ける場合は、下記から編集部へご連絡頂けますと幸いです。
Findy Tools レビュー記事担当者宛
findy_tools@findy.co.jp

■ 関連記事
AI駆動開発ツールカオスマップ 2025年上期版
https://findy-tools.io/articles/ai-driven-development-tool/95

AIコーディングツール導入のリアル ~意思決定を後押しし、開発を加速させるための7社の実践知~
https://findy-tools.io/articles/ai-codingtool/88


資料ダウンロード

必要事項を記入のうえ、「この内容で送信する」ボタンを押してください。

  • ツールに関するご提案や最新情報の提供のため、資料ダウンロード後にFindy Toolsを契約している資料に該当する協賛会社(以下「協賛会社」といいます)から、記載いただいた情報をもとにご案内を差し上げる場合があります。
  • 上記ご案内のため、上記記載内容ならびにFindy Toolsにご登録いただいたユーザー情報を当社から協賛会社に対して提供いたします。